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神「引くって感情はないかな…
緊張はするやろうけど」
緊張か……彼氏も言ってたな…
神「オレほんまに好きになってこの人と一生一緒にいたいって思ってから付き合うから、同じ気持ちなんかな?って、嬉しいかな?多分」
あれ?変なこと言うた?
って、返事しない私に確認している。
「あ、そうですか…
変なこと聞いて、すみません」
神「謝る必要ないやん(笑)」
目の下えくぼを作って笑う顔……
聞かなきゃ良かった……
彼氏から、この人のような感情全く感じなかったな……
明らかに引いていた。
だからこんなに虚しくて寂しい気持ちなんだ私…
帰って行くアイドルさんの後ろ姿を見ながら、そんなことを考えていた。
日曜日、特に予定もなく1人で買い物をしていた。
歩き疲れたから、なんか食べようかな?って、お店を探してキョロキョロ……
ん?………
視界に入った知ってる顔……
あ!!!
私の視線を感じたのか、少し距離があったけど目が合う。
小走りで近付いて来た。
「休みですか?」
神「仕事の合間、休み?」
母なしで初めて会うアイドルさん。
「休みです。買い物してました」
持ってた荷物を少し上に上げて見せた。
神「1人?」
「寂しく1人です(笑)」
神「甘いもん食いに行かん?」
「え?」
神「カフェって、男1人で入りにくない?」
「そうなの?神山さんなら場に負けないオーラあるから平気なのに」
神「なんやねん、それ」
行こ行こって、2人で歩き出した。
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作者名:めい | 作成日時:2021年3月1日 19時