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「朝からはりきってない?」
母「久しぶりに神ちゃん遊びに来てくれるんだって!」
そう言って何かの仕込み中。
こんなに嬉しそうで…
お父さんに悪くて言えない…
恋する乙女じゃん。
「私、遅くなるよ」
母「デート?」
「そう…」
母「家に連れてくれば?」
「神山さん来るんでしょ?
色々説明めんどくさいからいい」
母「こっちは全然大丈夫だから、彼氏がいいって言ったら連れておいでよ」
「聞いてみるけど…」
母「フラダンス見せなきゃだよね」
「それだけは本当にしないで!!」
母「え〜…つまんない」
神山さんがめずらしいタイプなんだよ。
普通の人はおばさんのフラダンス見たって、ノーリアクションだからね。
彼女の母親ってなったら、ドン引きされるか愛想笑いされるだけだよ…
仕事が終わり彼氏との待ち合わせ場所に向かう。
「ごめん、遅くなって…」
「大丈夫。なに食べたい?」
仕事の関係で知り合った、まだ付き合ったばかり2ヶ月目の3歳年上の彼氏。
別に運命的な何かを感じたわけじゃないけど…
年齢的にこの人と結婚するかもなぁ〜…と、思っていた。
「家、来ない?」
「え?実家だよね…」
「母親がご飯作ってくれてて…」
「あ、うん…
さすがにいきなりは緊張するな。
それまた今度でも良い?」
「全然大丈夫。ごめんね、いきなり」
やんわり断られた。
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作者名:めい | 作成日時:2021年3月1日 19時