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仕事の帰り道、もう少しで家に着くってところ…
家の玄関先に立つ人…
え?…小走りで近づいた。
「どうしたんですか?
お母さん居ないですか?」
急いで鍵を出そうとした腕をつかまれた。
神「お母さんがおるか確認してないよ」
「え?そうなんですか…」
神「誰に逢いに来たと思ってんの?」
そう言って柔らかく笑う。
つかんでいた腕を離すと、繋がれた手…
あ、恋人繋ぎだ。
神「ちょっと散歩しよ」
「大丈夫なんですか?」
神「なんで?」
「誰かに見られたり…」
神「誰も分からんやろ」
分かるよ、キラキラオーラめちゃくちゃ出てるんだから……
違うのかな?私が好き過ぎてキラキラオーラ感じまくってるだけなのかな?
はい、行くよ〜…って、手を引くように歩き出した。
「なんで散歩?」
神「おじゃますると、お母さんにまた気ぃ使わすようやし、またのぼせさせたら悪いしな」
「すみません」
神「なんでAが謝んねん」
「すみません」
神「それしか言わんな」
その笑った顔、好き………
思わず手に力が入ってしまうと……
それに気づいて歩いていた足が止まる。
神「ん?」
「………好き、だなって」
神「ありがと」
満足そうに笑うと私と同じように手をさらにぎゅっとしてくれた。
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作者名:めい | 作成日時:2021年3月1日 19時