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あの後…
「送ってもらっちゃって、ありがとうございました」
神「うん、こちらこそダッシュさせてしまって、ありがとうございます」
笑うと自然と離れた手…
名残惜しいのはなんでだろう?
私なにやってるんだろう?
かなり恥ずかしいことやらかしてない?
昼間、住む世界が違うって自覚したばっかりなのに…
好きになっていい人なわけないのに…
身の程を知れ…そう自分に言い聞かせて、
手に残る温もりを知らんぷりしていた。
あの日から1か月くらい経っていた。
神山さんは忙しいみたいで、
お母さんも寂しそうにしていた。
ドラマ撮ってるって言ってたもんな…
「なに?買ったの?」
母「買っちゃった」
家に帰ると、テレビにはアイドルさんがライブをしていた。
母「神ちゃん、別人みたい」
「……そうだね」
母「カッコいいねぇ〜」
「うん、そうだね…」
母「泣くくらい好きになったの?」
「え?……あ、」
涙が流れていた……
「自分でも分からない…」
母「Aの彼氏が神ちゃんなんて、お母さんは全然ウェルカムだけどね」
「ありえないでしょ……こんなすごい人なんだよ」
母「神ちゃんは神ちゃんでしょ?
この神ちゃんもお母さんと遊んでくれる神ちゃんも、
同じなんだから」
「そうだけど…」
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作者名:めい | 作成日時:2021年3月1日 19時