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神山さんが来たのが分かったから、
ダッシュで玄関まで行き、ダッシュで土下座!!
「本当に、本当に、申し訳ありませんでした」
神「侍みたいやな」
私の一連の行動が面白かったのか、笑ってる…?
笑われてる?
「腕、大丈夫ですか?」
神「腕?なんで?」
「部屋まで運んでもらったみたいで…
重くてすみませんでした!
ダイエットします!!」
神「なんの宣言やねん」
母「いつまで玄関にいる気?
早く入ってもらいなよ!
昨日も今日もごめんね、神ちゃん」
「どうぞ、どうぞ…」
スリッパを出して上がってもらった。
神「これ、この間の…
ごちそうさまでした」
大量のタッパーを母に渡している。
神「あとこれ、どうぞ」
そして多分、いや絶対ケーキと思われる箱を渡した。
母「わざわざいいのに〜
うちはお惣菜しかあげてないんだから…
海老で鯛を釣ってるみたいで恥ずかしくなるんだけど」
神「めちゃくちゃ美味いから、オレからしたら全然鯛ですよ」
母「おばさん喜ばせるのが上手いんだから〜…」
おばさんめっちゃテンション上がってるな…
さすがアイドル……
母「Aはダイエットするから食べない?」
神「痩せる必要ないやろ、ギリギリいけたから」
「ギリギリって…」
母「とりあえずご飯にしよう」
キッチンに消えてったおばさん。
神「筋トレしとくわ」
「私が痩せない前提で話さないでくださいよ」
神「気にせずケーキ食べってこと」
「ってか、神山さんに迷惑かけるような酔い方しないようにします!」
神「特に男がいる時はな」
「はい……
ケーキありがとうございます」
気にせず食べ、って笑った…?
やっぱり笑われてた気もする。
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作者名:めい | 作成日時:2021年3月1日 19時