ハニーマスタード

ありがとう睡魔 ページ10

私の仕事は映像の編集とかそういう感じのことしてるから、大ちゃんと一緒に仕事することがたまにある。

知り合ったのもそこでだし、なんとなく仲良くなって自然の流れ？みたいな感じで今に至る。


今日は久しぶりに仕事が一緒。
周りの人も知らないし、大ちゃんもそんなことを喜ぶタイプじゃないから、別にいつもの仕事と変わらないんだけど…
今までと違うことが一つある。


神「あ〜…そういうことか」


ご近所さんも一緒ってこと。
私が現場に居たから、色々察したのかそう呟いた。


神「今日はよろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

神「みんな知らんの？」

「誰も知らない。神山さんだけです」

神「なんか楽しいなそれ」

「楽しくないですよ、相手アレなんで」


離れた場所で違うスタッフさんと話す大ちゃんを見る。


神「照れてるんやないの？」

「そういう感情ない人なんで」

神「そうかな？オレなら嬉しくて2人にしか分からない合図とかしちゃうな」

「神山さん、モテますね！確定で」

神「別に普通やで」


いや、あなたは女の気持ちが分かるこの世の中で1番モテるタイプです。

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