ハニーマスタード

続２日目 ページ25

とりあえず、大ちゃんたちと一緒の仕事は今日で終わり。
また一緒にする機会はあるかもしれないけど、
今のところ予定はない。
打ち上げと言う名の飲み会。
たくさんの人が居て、知らない人がほとんど…
私は自分の会社の仲間たちとまとまって座っていた。
次の仕事の依頼があるかもしれないから、
こういう飲み会も仕事と思って参加して、
って上司に言われ渋々参加…
帰りたいな……



携帯が鳴った。
あ、職場からだ…
なんかやらかしちゃったかな？
その場で出れないから、廊下の隅に出て話していた。
内容はたいしたことはなくスケジュール確認だった。



中庭のあるキレイなレストラン。
電話が終わってもしばらく外を見ていた。



望「あれ？どうしたんですか？」

「あ、小瀧さん…ちょっと電話を」

望「しげ、呼んできます？」

「呼ばなくていいです」

望「すぐ2人で会えるか」

「会わないですけどね」

望「ドライやなぁ〜…(笑)
しげの彼女って感じ」

「そうですか？」

望「ベタベタするの嫌いそうやもん、アイツ」

「ベタベタはないですね、確かに」

望「Aさんはそれで満足してるん？
女の人って寂しく感じそうやけど」

「そんな時期もあったけど、もう慣れました」

望「お似合いっすね」

「お似合いなのかな？
私じゃない人でもっとあの人に合う人いるんじゃないかな？って思いますよ、最近…」



ちょっと本気で思ってることを小瀧さんにこぼしていた……




望「……聞かれてます。あの人に(笑)」




あ〜………
小瀧さんが指差す方に振り向くと、ケンカ相手登場。

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