【3年A組】平 凡 人 質 少 女

19話 ページ20

柊「それがお前の答えか？」


『さくら…落ち着いて、』


さくらは私を目を見た。
その目は潤んでいて瞳の奥には澪奈ちゃんが写っているような気がした。

『さくらが思う答えでいいんだよ？解答権はさくらにあるんだから。』

ある意味プレッシャーになってしまったかもしれない。
それでもいい。そうしたらさくらが自分の意見を言ってくれるような気がする。


柊「それでいいんだな？」


甲斐「しつけぇなそれでいいに決まってんだ…」


柊「茅野に聞いてんだ！！！」


柊「お前が、景山の何を見てきて何を見てなかったのか…よく考えるんだ。」


茅野「いまさら何を言ったところで…澪奈は帰ってきません。」


柊「確かに。景山を失った過去は変わらない。でもこれからのお前を変えることは出来る。」


柊「自分自身で…考えて、答えを出すんだ。」


宇佐美「あのさぁなんか2人の世界に入ってるけど、もう答えは出てるから…澪奈は水泳界のプレッシャーに押されてドーピング…」



茅野「違う！！！」



茅野「澪奈が自○したのは、そんな理由じゃない。」


さくらは澪奈ちゃんのことを途切れ途切れに話し始めた。



ドーピングが疑われ、クラス全体が澪奈ちゃんを避けるようになって

ハブったり、あることないこと言われたこと


辛そうに泣きそうにさくらは話した。

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