5話 ページ5
なんか…授業に集中できない
腹痛くなってきた……
?「…、A、…A!」
『ひぃ!』
突然声を掛けられ、声の方を振り向く
光輝「大丈夫?顔色悪いけど。」
谷口…
私の好きな人…
『だっ!大丈夫だよー!』
ブブ-ッ
またバイブレーションがスカートのポケットの中で響く
『ひぃい!』
やばい
これはやばい状況だ
光輝「A…?ほんとに大丈夫か?」
『うん!ちょっと寒気がしただけ。』
その場しのぎの理由を吐くと、谷口は黒板へと目線を移した
授業中だからスマホは、禁止。
だからこーっそりスマホのメモ欄を開く
[命令其ノ壱。お前の好きな人の顔見たことなかったから隠し撮りして。]
……はぁー!?
ンなこと出来るかッ!
お前は頭おかしいのか?
いやそもそもスマホに頭なんてあんのか…?
私はメモ欄に
[無理にしまってんでしょ]
とバレないように書く。
するとすぐに
[じゃあ俺人間になっちゃお☆]
……悪魔だ。
こいつ悪魔。確定
[わかったよ!やればいいんでしよ!]
半ギレでスマホの電源を切る
……ん?
切る?
『そうだ!』
バンッ
先生「…A…さん?」
あ、やべ。
思わず立ちあがってしまった。
うぅ泣
皆の視線が…
『な、ナンニモアリマセン。』
あははっと皆から笑われる
絶望だ。
全ては、こいつのせいだ。
と、スマホを睨む。
さっきいい事思い出したんだよねぇ。
スマホの電源を切るの。
そう、長押しでブーッってなるヤツね。
これでスマホは人間になれなくなる。
ふふふ
『じゃあ早速…』
電源をつけると
メモ欄に
[よ け い な こ と し た ら こ ろ す]
『ひぃ!』
こいつに作戦を、悟られた!?
くっそ、なんかいい方法は…
んー
どうしたら
『やっぱり…』
チラッと谷口を見る
光輝「…?」
目が合う。
谷口は、きょとんとした顔で私を見る
可愛すぎかっ!
はぁー
隠し撮りしなきゃなんないの?
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りん。(プロフ) - 新しいタイプの小説ですねΣ(゚Д゚) お気入り&お気入り作者登録させていただきました! (2016年12月23日 18時) (レス) id: 29053e3eda (このIDを非表示/違反報告)
メロディドール♪(プロフ) - 「非科学常識ケータイくん!」って漫画を思い出しました!頑張って♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪ (2016年12月3日 10時) (レス) id: fe44ec67a9 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(仮)(プロフ) - 面白い!( ˘ω˘ )あ、5話の無理に決まってんでしょ、がしまってんでしょ。になってます 6話の最後の文、脱字が…更新楽しみにしてます!( ˘ω˘ ) (2016年11月23日 15時) (レス) id: 20c240912b (このIDを非表示/違反報告)
美由希 - 書くの上手いしストーリーは面白いし。。。参考にさせて頂きますw (2016年11月11日 0時) (レス) id: 1179718357 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃佳@そろそろ移転の準備が完了しそう…?(プロフ) - スマホくんが可愛くてたまりません。スマホが食べるといえば、電気ですかね?いや、そんな訳… (2016年11月10日 23時) (レス) id: 96ec68cf23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかめい | 作成日時:2016年8月21日 23時