このスマホ君、どうにかしてください。【名前変換オリジナル】

2話 ページ2

えっと、とりあえず整理しよう。




『えっと、君は私のスマホなんだよね？』


目の前の男に尋ねる




［あぁ、見ろよ俺の服。お前のスマホと同じ色だろ？］


確かに……上は私のスマホの色、白色。
ズボンは黒色。


［白はスマホカラー、黒は画面の色。あと俺の名前《勇斗》だから。］



勇斗…聞いたことあるような…ないような


まぁ、いいや。


『私はAAです。』



［知ってる。］


……生意気な！



歳は私と同じくらい……？



背、高い。




［まぁ、これから先長いことだし。宜しくな！］



『宜しく！……じゃなくて！何で人間になれんの！？』



［知らん］



『何で私のアニメ垢まで知ってんの？友達には隠してんのに！』


［そりゃ俺Aのスマホだから。］



じゃあ何でも知ってるって事…？



［Aが俺を買ったその日から、Aの情報全部こっち来るんだよ。］



そうなんか……って、


『はぁあ！！？』



［ぁ、お前そーいや友達と自撮りとかしてたなぁ……見る？］



嘘…それもバレてんの？



『見なくていい見なくていい！！』



誰か……助けて









これが私とスマホ君の生活の始まりでした。

3話→←1話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す