【ヒロアカ×リゼロ】チート少女は無個性？ (ページ6)

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事件発生ページ6

どうしましょう……困りました……。

リムは今、スバルと似た境遇にあるのでは…？
スバルは無一文と言ってはいたが、見たことはないものの、貨幣は所持していた。
つまり……

『此処ではルグニカの貨幣は使えない……？』

そしてスバルが文字の読み書きが出来なかった理由は…あたりの建物に書かれている文字らしきものが物語っていた。

『なるほど、スバルと全く同じ境遇に陥るとは笑えませんね……(苦笑)スバルは全く違う世界から来たのなら、今までの不可解なことにも納得が行きますね』

共感覚は……この世界でも働いているようだ。
ただいつもよりもずっと遠くに感じる。

『姉様……リムは異国の地で何をすれば良いのでしょう？』

頭をひねっていたその時、近くから

「動くな！！動いたら殺すぞ！！」
という男の怒号が聞こえた。

野次馬が口々に言った“ぎんこうごうとう”というのは何か分からないが、千里眼で見たところ3人組の男が盗みを働いているようだ。
女性が人質になっている……。

このまま立ち去ったら、優しい姉様やエミリア様は悲しむだろう。

なら、リムのやることは一つ。