【ヒロアカ×リゼロ】チート少女は無個性？ (ページ24)

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五度目の朝もリムがいないページ24

スバルside
その後スバルは崖から飛び降り『死に戻り』した。
目覚めてから最初に聞こえてきたのは今までのループでは一度もないものであった。
それは＿＿＿

ラ「リム！リム！！何処にいるの！？どうして、どうして“繋がり”が……！！」

レ「リム！リム！！何処にいるんですか！？どうして、どうして“繋がり”が……！！」

「「ずっと遠いところにあるの/んですか！？」」

仲の良い三姉妹、その内の桃色の髪をした双子の姉とその片割れである青色の髪をした妹の悲痛な叫び声だった。

何が起こっているのか分からず近くにいるエミリアに事情を聞くと…

エ「スバルっ！起こしちゃってごめんね！でも今大変なの！リムがいなくて、ラムとレム…あ、あの二人のメイドの女の子のことね。…の話によるともう一人のメイドの女の子、あの子達の妹がその……」

早口だったのが、言葉を詰まらせ黙り込んでしまうエミリアを疑問に思い、スバルは疑問をそのまま口にした。

『(俺とリムはまだ会ってない設定だから呼び捨てはよくねぇな…)その、リムって子がどうかしたのか？』

エ「あ、のね……二人はリムが…ルグニカ……ううん、“この世界にいない”って言ってるの……。信じにくいんだけどあの三人にはね、共感覚っていうもので繋がってて……とりあえず、それによるとリムがこの世界にいないんじゃ、って言ってるから違うとも言い切れなくて…」

いつもの倍以上の早口で言葉を詰まらせながら話したエミリア。
彼女やラム、レムの焦りようからも事態の深刻さが見て取れる。
信じたくはないがどうやら本当の話のようだ。
スバルもまた今までのループとは違う始まり方に動揺を隠せないのであった。