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カチャッカチャッ

陶器のぶつかる音が部屋に響いた。

コポコポっとケトルの中からお湯の沸騰する音が聞こえる。

エミリーの腕がケトルに伸びる。

ポットにお湯を注ぎ、それを他のポットに移した。

茶葉をポットに三杯ほど入れ、勢いよくケトルのお湯を注ぐ。

ポットに蓋をかぶせ、懐の懐中時計の蓋を開く。

時間を確認し、懐中時計の蓋を閉めた後
ソファに座る蘭堂に向き直った。


『少々お待ち下さい』


「否、何から何まですまない。有難う。」


ソファに座る蘭堂は、これでもかと厚着をして、暖炉の前のソファで縮こまっていた。

ここは蘭堂の屋敷。
その一室、紅茶を淹れる為の道具一式が並べられたカート。その前にエミリーが立っていた。

数分経ち、また懐中時計を開いたエミリーが茶こしで紅茶をポットに注ぐ。

その間にティーカップにお湯を注ぎ温める。

その後ティーカップのお湯を捨て、ティーカップに紅茶を注ぐ。

『どうぞ、』

ソーサーにティーカップを置き、蘭堂の前の机にかちゃりと音を立て置いた。

「ああ、有難う」

蘭堂が震える手で紅茶に口をつけた。

その様子をただ立ったまま見つめていたエミリーが、不意に背後を振り返った。

『……………来ました。』

「?」

刹那轟音が鳴り響き、激しい衝撃波が繰り出された。

「………寒い」

衝撃波から数秒後、武装した黒ずくめの男たちが入ってきた。

二、三人ほどの男達だ。

皆、重火器で武装している。

「面倒ごとは嫌いなのだが………」








_________________

すみません!蘭堂さんの口調が分からないんです
いいんかな?これ?

あっそして!お気に入り登録!約二十二人、千七百hit!有難うございます!

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酸素無駄遣い装置 - みのりさん» 嬉しいです。有り難うございます。更新、なるべく毎日できるように努めます。 (2019年8月17日 10時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
みのり - 初コメ失礼します!酸素ちゃん、更新頑張ってね?応援してるよ! (2019年8月17日 6時) (レス) id: 671f4436ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:酸素無駄遣い装置 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年8月15日 17時

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