メ イ ド 服 が 似 合 い ま す ね 。【HQ】

8:及川徹 ページ9

くるくると巻かれた髪。






着ているピンクのワンピースはいつものメイド服とは比べ物ならないくらい華やかで。





「あの…なぜ私なんですか……」






隣に立つ主人もまた、いつもよりも華やかなスーツを着ている。




そしていつもの数倍、周りの視線を集めている。




及川「ん?いや〜、このパーティーってさ、男女ペアで来ないといけないわけなんだけど、



相手の子いなくてさ☆」




ぺろりと舌をだしてピース。




嘘つけ。



お前、嫌ってほどモテてんじゃん。





「いや、他にもいらっしゃったはずです……よね?



それに私、ダンスなんて踊れません」




ただのメイドに舞踏会的なダンスが踊れるわけない。






というかヒールの高い靴のおかげでフラフラなのに。







私に恥をかかせにきたのか。





及川「大丈夫大丈夫、俺がリードしてあげるから」





俺を信じて楽しんでみなよ、








そう言って、私の前に手を差し出してくる。




指が長くて、綺麗な手。







その手にちょん、と軽く手を置く。









・









及川「＿＿＿＿Shall we dance ?」








一瞬、物語の中の王子様のように見えて、




不覚にもどきりとした。







私の手を軽く握る、大きな手を握り返す。









・









「Yes, let's .」









白ネコ姫様リクエスト


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今日の昼までです。


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