うめみな ページ4
南「タクシー全然つかまらないね」
梅原「元々ここら辺あんま通んねぇしな」
南「まぁね〜どうしよ」
梅原「電車で行く?」
南「そうだね。その方が早いかも」
梅原「行くか」
南「うん」
次の現場まで梅ちゃんと二人で行く中、比較的近かった駅に着いてホームへと向かって歩いてた。
歩いていると前から来てた男性を見て避けたつもりだったが、思いっきり肩がぶつかってよろけた。
南「わ、」
梅原「大丈夫か」
肩に手を回して転ぶのを防いでくれた梅ちゃんを見上げると明らかにキレてる顔をしてその人の腕を掴んでた。
梅原「おい、ぶつかったんだから謝れよ」
南「いいって、すみません」
梅原「良くねぇから。避けてたのに態とぶつかってきてただろ」
男性はちらっとこちらを見て軽く頭を下げると梅ちゃんの腕を振り払い去っていこうとした。
梅原「待てって、」
南「いいから、もう行こ」
さっきの人が消えていった人混みを睨んでいた梅ちゃんがさっきまでのキレた表情から心配した表情へと変わって私を見た。
梅原「怪我は」
南「よろけただけだし大丈夫。ありがと」
梅原「ん」
南「って事があってね」
西山「だから機嫌悪いんだ」
梅原「うるせぇ」
西山「てかAちゃんは大丈夫だったの?」
南「大丈夫だよ、ちょっとよろけただけだし」
西山「ならいいけど、態とぶつかってくるとか意味分かんない」
南「態とかは分かんないけどね」
梅原「態とに決まってんだろ」
西山「でも僕もぶつかられた事あったなぁ〜」
南「そうなの?」
西山「今の話聞いて思い出した」
南「大丈夫だったの?」
西山「そのときはえって思ったけど深追いしてもなって何もしなかったんだけど」
南「そう言えばメイクさんも前にあったって言ってたな」
西山「ねぇ〜ほんと何なんだろうね」
梅原「俺ねぇんだけど」
南「梅ちゃんはねぇ?」
西山「見た目怖いからねぇ?」
梅原「怖くねぇだろ」
南「あのときの顔はかなり怖かったよ。手出しちゃわないかすっごいハラハラしたんだから」
梅原「追い掛けて殴っとけば良かったわ」
南「駄目に決まってるでしょー」
西山「あはは、でも二人に何もなくて良かったよ」
南「そうだね」
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dmeenio(プロフ) - 梨央さん» 修正しておきます。ありがとうございます。 (4月27日 20時) (レス) id: cda22b6dd2 (このIDを非表示/違反報告)
梨央(プロフ) - 瑣末ですが、マリオにいるのはキノピオですね(ピノキオはディズニー) (4月27日 13時) (レス) id: fd8f6340d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:dmeenio | 作成日時:2024年2月29日 17時