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辰「アッハッハッハッ……マジで?」

『マジで』

辰「そりゃー高杉の奴が黙っちょらんぜよ」

『分かってるさ。ただ純粋で大バカ者なアイツを、ただのバカにしてやるのは私たちにしかできない。その為なら私は差し違えるのもいとわないさ』

新「(Aさん…その高杉さんって人を大切に思ってるんだな)」

『新八君、それ銀時の前では絶対言わないで。めんどーな事になるから』

新「え!?心読みました!?」

『…ただの腐れ縁さ。それ以上でもそれ以下でもないよ』

辰「(ボソッ)高杉はそれ以上に思っているよーじゃがのー。相変わらず鈍い奴じゃ」

『何か言ったか?』

辰「いんや何でもないぜよ(かくいうワシもヅラもそうじゃったんじゃがの〜)」

新「そうですか…みんな凄いんですね。ウチの大将は何考えてんだか、プラプラしてますけどね」

『全くだ』

辰「アッハッハッハッ、わし以上に掴みどころのない男じゃきにの〜」



銀時は神楽に樽ごと水を飲ませていた。



辰「じゃが人が集まってくる男ちゅーのは、何かもってるモンぜよ。わしやヅラの志に惹かれて人が集まっとるよーに、おんしもチャイナさんも、奴の中の何かに惹かれて集まっとるんじゃなかか?」

新「…んー、何だかよく分からないですけど…」



その時、悲鳴が聞こえてきた。
目の前を見ると触手に掴まれた人達。



新「あれ?何?ウソ?何?あれ?」

『幻覚でも見てるのか?』

辰「アッハッハッ、いよいよ暑さにやられたか。何か妙なものが見えるろー。ほっとけほっとけ、幻覚じゃアッハッハッ」

『辰馬ー、あんた幻覚に腕巻き付かれてるよ』



辰馬の腕には触手。
触手はさらに巻きつき、辰馬を宙に浮かせる。



辰「ほっとけほっとけ、幻覚じゃアッハッハッハッー」

新「うわァァァ!!坂本さァァァん!!」

「なっなな何だアレェェ!!」

「化け物だァァ!!」

陸「あれは砂蟲。この星の生態系で頂点に立つ生物。普段は静かだが、砂漠でガチャガチャ騒いじょったきに。目を覚ましたか…」

新「ちょっとアンタ、自分の上司がエライことなってんのに、何でそんなにおちついてんの!?」

陸「勝手な事ばかりしちょるからこんな事になるんじゃ。砂蟲よォォ、そのモジャモジャやっちゃって〜!特に股間を重点的に」

新「何?何の恨みがあんの」

『新八君、女の股間への恨みはすごいよ』

新「銀さん、あの人なにしたんだ…」





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あたりん(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2月28日 9時) (レス) @page13 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - この小説好きです!更新待ってます! 頑張ってください!! (2月28日 2時) (レス) id: 4d1786726f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芽衣 | 作成日時:2024年2月11日 18時

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