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辰「アッハッハッハッ、わしがこんな所で死ぬかァァ!!」



辰馬は懐から拳銃を取り出し、乗員達に絡まっている触手に向かって撃つ。



辰「みんなァ、逃げェェい!!」

「たぅ…たた助かったァァァ!!」



撃たれた触手は力を失い、乗員達は逃げた。
その時、地響きが鳴り響き、なにかが砂の中から姿を現す。
それはダンゴムシのような体をした生物だった。




「出たァァァァァァ!!」

『王◯?』

陸「砂蟲ぜよ」



触手は船にも絡みつき、砂蟲は砂中に潜り込んでいく。



「ヤバイ、船ごと地中にひきずりこむつもりだ!!」

辰「大砲じゃあああ!!わしはかまわんで大砲をお見舞いしてやれェェェ!!」

新「でも坂本さん!!」

陸「大砲打てェェェ!!」



大砲を砂蟲にむける。



新「ちょっ、あんた坂本さんを殺すつもりですか!?」

陸「奴一人のために乗客全てを危機にさらせん。今やるべきことは乗客の命救うことじゃ。大義を失うなとは奴の口癖…撃てェェェ!!」



大砲を砂蟲に向けて撃つ。



陸「奴は攘夷戦争の時、地上で戦う仲間をほっぽいて宇宙へ向かった男じゃ。なんでそんなことができたかわかるか?大義のためよ。目先の争いよりも、もっとずっと先を見すえて、将来の国のためにできることを考えて、苦渋の決断ばしたんじゃ。
そんな奴に惹かれてわしら集まったんじゃ。だから奴の生き方に反するようなマネ、わしらはできん。それに奴はこんなことで死ぬ男ではないきに」

辰「いやいやいや!死んじゃうってコレ!どう考えても死ぬよアレ!地中にひきずりこまれてる!!」



辰馬はどんどん砂中に引き摺り込まれている。



「砂蟲が土の中に逃げるぞォ!!」

「イカン、坂本さんが……!!」

「潜り込む前にしとめるんじゃァァ!!」

「坂本さんば救えェェ!!」



その時、銀時が大砲に飛び乗り、木刀で砲筒を貫いた。
銀時の近くには同じような木刀を手に持ったAがいる。



銀「こんなモンぶち込むから、ビビって潜っちまったんだろーが」

『最初にあの蟲の縄張りに不法侵入したのは私らさ』

銀「大義を通す前にマナーを通せ、マナーを」

新「銀さん!Aさん!」

銀「辰馬ァ、てめー星をすくうとかデケー事吐いてたくせに、これで終わりか!?昔からテメーは口だけだ…俺を見ろ俺を。自分(てめー)の思った通り生きてっぞォォ!!」



銀時とAは船から飛び降りた。





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あたりん(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2月28日 9時) (レス) @page13 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - この小説好きです!更新待ってます! 頑張ってください!! (2月28日 2時) (レス) id: 4d1786726f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芽衣 | 作成日時:2024年2月11日 18時

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