坂田夫婦は離婚寸前（え、もう仲直りしたよね？） part2 (ページ2)

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ということで、ターミナルにやってきたAと万事屋一向。

銀時が金属探知機を通るとセンサーが反応した。

銀「んだよ、金属の類なんて持ってねーって。あ？もしかしてアレか？心のナイフとかにも反応すんのか？」

「ご迷惑をおかけいたします。現在攘夷派によるテロが多発しておりますので」

銀「テロね〜、あっ！！股に二つ金属ついてんの忘れてました」

『はよ行けやー！！』

銀「ゴフッ」

中々前に進まない銀時にAは飛び蹴りをする。

銀「何すんだA！！」

『アンタがさっさと行かないからでしょーが。反応したのはアンタのベルトでしょ。さっさと外しな』

銀「イヤーン、Aちゃん積極的ィ」

『その金属踏み潰すぞコラ』

あまりのAの凄みにヒッと股間を押さえる銀時。

神楽はというと定春を抱えながら何やら警備員と話していた。
定春は神楽の頭に噛み付いている。

「お客様、ペットのお連れ込みは禁止になっておりまして」

神「違うヨ、人形だヨ」

「人形はハァハァ言いません」

神「違うヨ、人形じゃないヨ加湿器！」

「こんな生ぐせーが加湿器あるかァァ！！」

神「じゃあやっぱりペット！定春誰にも迷惑かけないし、人にも噛みつかないヨ。私は保証するアル」

その間に定春はソファーで寝ていた人に噛み付いている。

「いや、やってるから！言ってるそばからやってるから！お客様ァァァ！！大丈夫ですかァ！？」

その人は警備員の声で起き上がった。

？「…あ〜なんじゃ、気持ちよく寝ちょってたのに。フライトの時間かや〜」

「お客様、恐れ入りますが、頭の方がフライトしかけております」

その男は茶髪の天パに丸いサングラスをしている男だった。
さらに頭には定春が噛み付いて血を流している。

？「なんじゃ〜、頭ァ？なんかズキズキするの〜。昨日飲みすぎたきに、アッハッハッハッ！」

「いや飲みすぎたじゃなくて飲まれております」

？「寝汗でベトベトじゃ。アレ？まっ赤じゃ…あ！トマトジュース飲んだから」

「おいィィ、ポジティブシンキングにも程があるぞォ！！」

？「あー体も重いし完全に二日酔いじゃの〜。アッハッハッハッ」

「ちょっとォォ、人の話聞いてんの！？」

その人は定春に噛みつかれたまま去っていってしまった。

神「あ〜定春ぅぅ！！」

新「…なんだあの人」

『…なんか知った声が聞こえた気がする…』

銀「ん？どうした？」

『何でもない』

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