全ての始まり（フェンリル♡アルテミス） ページ5
まだ人間たちは4つの国に分かれてない程、大昔
地上では悪魔族と女神族が争いを起きていた。
両者の戦力は拮抗しており、争いは長引いている。
ﾌｪﾝﾘﾙ「(クソッ…しくった………)」
悪魔族の仲間である人狼族の長を父にもつフェンリルは、争いの中大怪我を負ってしまい、何とか川が近くにある場所にたどり着いた。
しかし体力が尽き岩に寄りかかり、怪我を負った足と腹を抑える。
ﾌｪﾝﾘﾙ「(あのクソ悪魔共…俺らをこき使いやがって)」
悪魔と仲間とはいえど、人狼族は悪魔たちより下の立場。
前線へと駆り出されるのは決まって人狼族だ。
だから怪我を負ったり、最悪死に至るのは決まって人狼族であった。
その時、フェンリルは鼻をひくつかせる。
ﾌｪﾝﾘﾙ「(運わりーな…もう動けやしねぇ)」
体を動かそうとするが、体に力が入らず座り込んだままだ。
逃げることを諦め、目を閉じる。
岩の後ろから四つの翼を持った膝裏まである白髪の女性がフェンリルの前に現れる。
フェンリルは匂いだけで女神族だとわかった。
『もし…』
声をかけられるが、自暴自棄になったフェンリルは目を開けない。
すると自分自身が温かい物に包まれる。
驚きで目を開けたフェンリル。
ﾌｪﾝﾘﾙ「…何してんだテメー」
回復魔法でフェンリルの傷を回復させる女神族の女。
『何って…治療してるのですが。何か問題でも？あ、治りましたね』
ﾌｪﾝﾘﾙ「問題も何も大ありだろーが」
フェンリルは動けるようになり、女神族の肩をつかみ地面に押し倒し馬乗りになる。
ﾌｪﾝﾘﾙ「俺が人狼族だってこと分かってて、助けるとこうなるってわかんねー訳ねぇだろ」
伸びた牙を見せ、爪を女神族の首に突き立てる。
女神族はポカンと目を見開いていた。
『優しいんですね』
ﾌｪﾝﾘﾙ「あ？」
『いえ、本当に襲う気があれば何も言わず、喉を切り裂くこともできたのに…あなたはそうはしなかった。もしそうなっても返り討ちにすることはできましたけど…』
目を見開くことになったのは今度はフェンリルの方だった。
肩透かしを食らったようで、フェンリルは女神族の上から退く。
女神族はゆっくりと体を起こす。
ﾌｪﾝﾘﾙ「お前、変わってるって言われねぇか？」
『よく言われます』
ニコニコと笑っている女神族に、フェンリルはため息をつく。
ﾌｪﾝﾘﾙ「名前は」
『アルテミスと申します』
これが全ての始まり
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かりな(プロフ) - ラナが氷の中いた時の物語みたいです。 (2022年11月12日 13時) (
レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - かりなさん» リクエストありがとうございます！シチュエーションのリクエストはありますでしょうか？？ (2022年11月12日 9時) (レス) @page22 id: c3f5046ce0 (このIDを非表示/違反報告)
かりな(プロフ) - ラナと ライアの絡み見てみたい (2022年10月26日 19時) (レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - 影狐さん» コメントありがとうございます！気に入ってくださって本当に良かったです(^^)またリクエストがあれば、お待ちしていますので、お願いします。 (2022年9月14日 11時) (レス) id: c3f5046ce0 (このIDを非表示/違反報告)
影狐(プロフ) - 書いてくださって本当にありがとうございます😭難しいリクエストだったのに本当にいい内容でした！これからも楽しみにしています!! (2022年9月14日 6時) (レス) @page4 id: 09a29cb078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芽衣 | 作成日時：2022年9月10日 12時
