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アルテミスも母であるセレーネにフェンリルとの関係がバレてしまった。



セレーネ「…なんてことをしたのですか、アルテミス…」

『彼はいい人ですっ!!』

セレーネ「…敵であることには違いありません」

『それは…あの悪魔たちの仲間なだけじゃないですか…きっと分かり会えるはずです…!どうか彼らと話し合って…』

セレーネ「このことを聞いたのは人狼族からです」

『…!!』

セレーネ「人狼族の長は言っていました。彼はあなたを利用していただけだと」

『そんなはずは…!』

セレーネ「彼らはただの獣。私達と相容れることなどないのです」

『違う……っ…母さまたちは彼らを…彼を何も知らないだけっ…!』

セレーネ「では貴方は知っていますか?」

『?』

セレーネ「神の存在である女神族が他の種族と交わう、しかも番になるなどあってはならないこと。それをしてしまった貴方はいずれ自我を失い、女神族でも人狼族でもない何者でもない存在になるのです」

『…!!』

セレーネ「彼は知っていたとしたら…意味はわかりますよね?」

『彼は知らなかったに違いないわ…!』

セレーネ「……今あなた達の処分は協議中です。それまで部屋から一切出ることを禁じます」

『母さまっっ!!』






『(フェンリル…会いたいよ……っ)』



その時、部屋のドアがノックされた。
部屋には魔法が何重にもロックされている。
セレーネであればノックをした後、部屋に入ってくるはず。

しかし扉は開かない。



『だれ…?』

フローラ「私です…」

『フローラ…!』



扉へと走りより、扉に手を当てる。



フローラ「アルテミス…」

『フローラ、母さまは…?』

フローラ「セレーネ様は今あなた方の事で協議中です。セレーネ様はあなたを助ける方法がなんとか無いか探していますが…」

『…無いのね……誰が聞いてるか分からないから小声で話すわね』



声を潜めて扉に口元を近づけて話す。



『貴方も分かってるでしょう?あの人が私を騙すはずがないって…それにね、私は彼と番になったことは後悔してないの』

フローラ「…っ。分かっています。けれどもう状況が違います…このままでは貴方は…っ」



フローラの声は鼻声で、泣いているのが分かる。



『フローラ…ごめんね。たとえ母様が赦さなくても…私はあの人と一緒に居たい。たとえ死んでしまっても』

フローラ「アルテミスッ…!」





それから数日後、フェンリルとアルテミスの処刑が決まった。





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かりな(プロフ) - ラナが氷の中いた時の物語みたいです。 (2022年11月12日 13時) (レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - かりなさん» リクエストありがとうございます!シチュエーションのリクエストはありますでしょうか?? (2022年11月12日 9時) (レス) @page22 id: c3f5046ce0 (このIDを非表示/違反報告)
かりな(プロフ) - ラナと ライアの絡み見てみたい (2022年10月26日 19時) (レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - 影狐さん» コメントありがとうございます!気に入ってくださって本当に良かったです(^^)またリクエストがあれば、お待ちしていますので、お願いします。 (2022年9月14日 11時) (レス) id: c3f5046ce0 (このIDを非表示/違反報告)
影狐(プロフ) - 書いてくださって本当にありがとうございます😭難しいリクエストだったのに本当にいい内容でした!これからも楽しみにしています!! (2022年9月14日 6時) (レス) @page4 id: 09a29cb078 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芽衣 | 作成日時:2022年9月10日 12時

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