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人間が作ったと思われる木の小さな家。
その中にフェンリルとアルテミスはいた。
放置されているベッドの上に二人は抱き合い、眠りについている。
フェンリルの発 情期が終わるまでの1週間、無我夢中で抱き合っていた二人。
『んっ…』
アルテミスは目を覚ます。
隣ではいつも皺を寄せている眉間が緩み、どことなく幼さくなった寝顔のフェンリルが横になっていた。
体を起こそうとすると下半身に鈍痛が走る。
『(あぁ、なんて幸せなんでしょうか…)』
その痛みすらも幸福感がアルテミスの心に染み渡っていく。
アルテミスはフェンリルの唇に軽くキスをする。
すると反転する体。
『！』
ﾌｪﾝﾘﾙ「朝から襲われたいのか？」
アルテミスの上には意地悪な笑みを浮かべたフェンリル。
『//これ以上すると、幸せすぎて死んでしまいます…』
ﾌｪﾝﾘﾙ「…煽るな」
笑みを浮かべるアルテミスに今度は呆れた表情に変わるフェンリル。
そして共に横になり、もう一度抱きしめあった。
夜明けまであと少し…
二人はこれ以上にない幸せを噛み締めていた。
しかし、二人の間を割く魔の手がすぐそこまで来ていたのを知らない。
？「あの女……絶対に許さない！！」
ｴﾙｻﾞ「はぁ〜…全然フェンリル帰ってこないじゃない…」
エルザはフェンリルの帰りをずっと待っていた。
彼女は親が決めた婚約者とはいえ、フェンリルに小さな頃から恋心を抱いていた。
しかし、もともと素っ気ないフェンリルだったが、ここ最近は特に酷く、帰りもいつも遅い。
そして発 情期の前の日には必ず帰ってきたのに、一度も帰ってこない。
ｴﾙｻﾞ「…まさかもう帰ってこないとかないわよね…？」
一つの懸念を持ち、エルザはすぐさま行動に移す。
フェンリルの微かな発 情期特有の匂いを追っていくと、そこには小さな小屋。
ｴﾙｻﾞ「(ここでいつも発 情期を乗り越えてたのかしら…)」
小さな窓があり、カーテンの隙間から中が見える。
そこには驚くべき光景が広がっていた。
ｴﾙｻﾞ「(そんな……嘘でしょ)」
そこにいたのはフェンリル、そして女神族が体を重ねている光景だった。
ｴﾙｻﾞ「(女神族…！？)」
更に驚くべきことにフェンリルは後ろから女神族を抱え込み、項の髪を払うとそのまま噛み付いた。
女の叫声のような甘い声が響くと、動きが止まる。
その光景にエルザは崩れ落ちた。
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かりな(プロフ) - ラナが氷の中いた時の物語みたいです。 (2022年11月12日 13時) (
レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - かりなさん» リクエストありがとうございます！シチュエーションのリクエストはありますでしょうか？？ (2022年11月12日 9時) (レス) @page22 id: c3f5046ce0 (このIDを非表示/違反報告)
かりな(プロフ) - ラナと ライアの絡み見てみたい (2022年10月26日 19時) (レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - 影狐さん» コメントありがとうございます！気に入ってくださって本当に良かったです(^^)またリクエストがあれば、お待ちしていますので、お願いします。 (2022年9月14日 11時) (レス) id: c3f5046ce0 (このIDを非表示/違反報告)
影狐(プロフ) - 書いてくださって本当にありがとうございます😭難しいリクエストだったのに本当にいい内容でした！これからも楽しみにしています!! (2022年9月14日 6時) (レス) @page4 id: 09a29cb078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芽衣 | 作成日時：2022年9月10日 12時
