夜明け ページ13
ヤミとライア以外の者達は呆然としていた。
ﾗｲｱ「…じゃあ行こうか」
ｾｸﾚ「ラナ…！」
セクレがラナのもとへと駆け寄ってきた。
ﾗﾅ「セクレ…やっぱりあの鳥はセクレだったんだね。ごめんね、私を止めようとしてくれていたんだよね…」
セクレは大きく首を横に振る。
ｾｸﾚ「鳥の姿では何もできなかった…貴方には多くの恩があるのに…私は何もできなかった」
ﾗﾅ「恩だなんて…セクレ、離れ離れになってしまうけど…また友達になってくれる…？」
セクレはラナの手を強く握りしめる。
ｾｸﾚ「私のセリフよ…！」
ﾗﾅ「ありがとう…」
ラナはセクレに笑いかけると今度はAのもとへと足を向けた。
Aは長く魂が離れていたせいかぐったりとしており、今にも目を閉じそうになっている。
『ラナ』
ﾗﾅ「色々とごめんね…。悪夢を見せたりして、色々と辛い思いをさせたね」
Aは首を横に振る。
『私こそごめんなさい。貴方は私に真実を知らせて、あの悪魔の計画を止めさせようとしてたのに、気づかなくてごめんなさい…』
ﾗﾅ「ううん、貴方の中にいて少しだけ意識はあったんだけど、あなた達人間のことが知れてよかった。とても楽しくも感じれた。本当にありがとう」
『こちらこそ…ありがとう。仲間を助けてくれて』
ﾗﾅ「あ、そうだ…」
『？』
ラナはこっそりと耳打ちをAにする。
するとAの顔はどんどん赤くなっていく。
ﾗﾅ「フフッ…じゃあね、私の片割れ」
『またね』
ﾗﾅ「うん」
ラナ達は去っていった。
呆然としていた他の者達は、王都の守備を行なっていた者達と共に王都の人々の救護を行なっていた。
ヤミはフィンラルを見つけ出し、一度空間魔法でアジトへと繋げさせ気絶してしまっているAを自身のベッドに横にさせた。
そしてウィリアムと共にユリウスの元へと向かう。
ﾙﾐｴﾙ「長い戦いが…終わったね…」
ルミエルとセクレは夜明けが近くなり、明るみ始めた空を見つめていた。
ｱｽﾀ「いででででで、もうずっと体いでででで」
ﾐﾓｻﾞ「大丈夫ですか！？アスタさん」
ﾉｴﾙ「相変わらずめちゃくちゃするからでしょ、ガマンしなさいよ」
アスタの体をミモザが治していた。
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芽衣(プロフ) - 時雨さん» コメントありがとうございます。時雨様に最後まで気に入って頂けてとても嬉しいです！まだ番外編でもヤミさんやライアさんのお話を書こうと思っていますので、そちらも気に入って頂けるように頑張りますので、よろしくお願いいたします。 (2022年9月10日 10時) (
レス) id: c3f5046ce0 (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - hippyonuさん» コメントありがとうございます。何度もセリフが出てきますが、実を言うとこの小説は『幸せ』がテーマなので、hippyonu様も幸せを感じて頂いて良かったです！これからもよろしくお願いいたします。 (2022年9月10日 10時) (レス) id: c3f5046ce0 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - まずは完結‥お疲れ様です！最後まで本当に好みの作品でした！別の方もおっしゃってますが私もヤミさんライアさん推しなので‥本当にこの作品に出会えて良かったです。ありがとうございましたm(_ _)m (2022年9月9日 23時) (レス) @page20 id: 3e5827ba66 (このIDを非表示/違反報告)
hippyonu(プロフ) - お疲れ様です!!!!!!とても感動しました!!!!!!ライアさんもヤミさんもどちらも推しなのでめっっっっっちゃ幸せですwwwまた別の作品も楽しみにしてます!! (2022年9月9日 21時) (レス) @page20 id: f0d881c37d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芽衣 | 作成日時：2022年9月4日 23時
