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竜巻によりヤミが立っていた場所には巨大な竜巻が襲い、砂埃が辺りを包む。



『…やっと死んだかしら』



しばらくして竜巻を解除させる。
段々と辺りに舞っていた砂埃も晴れていく。



ヤミの立っていた場所を見ると、そこにはヤミの死体どころか姿が見えない。



『!!!』

ヤミ「やっと本当の隙みーっけ」



またヤミはラナの背後に現れ、ラナの首元に峰打ちをしようと振りかぶる。
ラナは素早く振り向き、なんとか氷の剣でヤミの刀を受け止める。



ヤミ「チッ」

『(なんで私は視界が見えなくなる風魔法なんか使ったのよ…!)…油断したわね』

ヤミ「油断…?違うだろ。オマエの中にいるAがそうさせたんだろうよ!聞こえてんだろA!!!いい加減に目を覚ましやがれぇええ!!」



ヤミの言葉にラナの体は大きく跳ね上がる。



『…っっ!!』

ヤミ「そいつの体だろうがなんだろうがオマエはそんな奴に負けるタマじゃねぇだろーが…!」

『…やめて…っ…』



頭が割れるような激痛が走り、ラナはよろめく。
ヤミはラナの中にいるAの反応に気づくとさらに言葉をつづける。



ヤミ「オレが惚れた女はそんなにヤワじゃねーはずだぞ!!!ここで限界を超えやがれ副団長よォォ!!!」

『やめてぇぇえええええ!!!!』



ラナが大きく叫ぶとフッと力が抜けたように倒れ込みそうになるのをヤミが支えた。



『……ヤミさん…?』

ヤミ「!!!A…!」



次に顔を挙げた顔はAそのものだった。



ヤミ「元に戻ったのか…!」



Aは左右に首を振る。



『ごめんなさい…ラナの憎悪に包まれている魂が強すぎて……もう時間が…』

ヤミ「…!」

『あの時の言葉…お願いします……!』





ヤミの脳裏を過るのは初めて悪夢の話を聞いた時のAの言葉。





『もし…私が自我を失って、黒の暴牛のみんなに危害を加えたら………殺してくださいね』





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芽衣(プロフ) - 天霧さん» いつもご覧頂き、ありがとうございます!応援してくださり誠に感謝の気持でいっぱいです…(泣)これからもよろしくとお願いします!! (2022年7月31日 23時) (レス) id: c3f5046ce0 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 芽衣さん» 気長に待ってます。頑張ってください応援してます!楽しみに待ってますね (2022年7月27日 21時) (レス) id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - 更新が遅くなりまして、申し訳ありませんでした。完結表示についてですが、作者も気づかないうちに表示されてしまい現状直せる術が分かりません。まだ亀更新が続くかと思いますが、完結に向けて更新を頑張っていきますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。 (2022年7月22日 22時) (レス) id: 4eab190aea (このIDを非表示/違反報告)
Ame931(プロフ) - 下に同じく (2022年6月21日 7時) (レス) id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
かりな(プロフ) - 続き出す予定あります? (2022年4月27日 14時) (レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芽衣 | 作成日時:2021年8月30日 7時

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