ケリ ページ29
チャーミーのご飯によって魔力の回復が終わったアスタ達。
しかし、次々とエルフ達が襲ってくる。
そこへノゼル、フエゴレオン、そしてメレオレオナが合流した。
その間にも影の王宮への入り口はどんどん狭まっていく。
結果、アスタ、ノゼル、フエゴレオン、メレオレオナ、ノエル、ミモザは影の王宮へと入っていき、他の黒の暴牛の団員達を含めた王勢は王都の守備に徹することにした。
『………!やっぱり何人か追ってきた』
先に影の王宮へと入ってきたラナ達は、一番開けた場所へときていた。
そこには最後の魔石を嵌める為の台座がある。
しかし最後の魔石はユノが持っているため、最後の仕上げができないでいた。
中にいるのはラナ、パトリ、ライア、ロンネ。
他のエルフ達は別々の場所で入ってきた人間達を待ち受けている。
ライア「大丈夫でしょ、ファナ達がいるし彼にはアドさん達を向かわせたし」
『…うん』
ライアの裾をぎゅっと握る。
ラナの頭にはヤミに呼ばれた時の違和感がまだ残っていた。
『(……やっぱり完全にAを消し去るには…)ライアさん』
ライア「ん?」
『私も行ってくるね』
ライア「お前はここにいなよ」
ラナは静かに首を振る。
『あの男を殺さないとAが消えてくれないの…だから決着をつけに行ってくるね』
ライア「…黒の暴牛の団長か。…ま、ラナなら大丈夫だろうけど…気をつけなよ」
ライアがラナの頭を撫でるとラナは手に擦り寄り甘える。
『ライアさんも…』
ライア「必ずウチのところに戻ってきてよ。もう離れ離れになるのは嫌だからね」
『私も…』
軽くキスを交わすと、ラナは飛び去っていった。
パトリ「ラナさん?」
ライア「ラナはケリをつけに行ったよ」
パトリ「ケリ?」
ライア「まあ心配ないよ。ウチらの姫さんを信じようぜ」
パトリ「…はい」
?「(ンッンッン…どうやら私の魔法は無事に効いてるようですね。あとは…)」
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芽衣(プロフ) - 天霧さん» いつもご覧頂き、ありがとうございます!応援してくださり誠に感謝の気持でいっぱいです…(泣)これからもよろしくとお願いします!! (2022年7月31日 23時) (レス) id: c3f5046ce0 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 芽衣さん» 気長に待ってます。頑張ってください応援してます!楽しみに待ってますね (2022年7月27日 21時) (レス) id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - 更新が遅くなりまして、申し訳ありませんでした。完結表示についてですが、作者も気づかないうちに表示されてしまい現状直せる術が分かりません。まだ亀更新が続くかと思いますが、完結に向けて更新を頑張っていきますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。 (2022年7月22日 22時) (レス) id: 4eab190aea (このIDを非表示/違反報告)
Ame931(プロフ) - 下に同じく (2022年6月21日 7時) (レス) id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
かりな(プロフ) - 続き出す予定あります? (2022年4月27日 14時) (レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芽衣 | 作成日時:2021年8月30日 7時