雪月花８

集結 ページ15

ﾊﾟﾄﾘ「やっと着いた…」



パトリはグラビド岩石がようやく見えると何かに気がついた。
そして中に入る。



ﾊﾟﾄﾘ「アナタも今到着したんですね」

ｺﾞｰｼｭ(ﾄﾞﾛﾜ)「………！パトリか…！」



そこにいたのはエルフに乗っ取られたゴーシュとマリーの姿。



ｺﾞｰｼｭ(ﾄﾞﾛﾜ)「オマエとうとうリヒトと同じ顔になっちまったのか」

ﾊﾟﾄﾘ「とうとうって何ですか。転生した先がこの姿だったんですよ。こういう運命だったんです」

ｺﾞｰｼｭ(ﾄﾞﾛﾜ)「コワッ、オマエコワッ」



そこへ空間魔法が現れ、ライアが現れた。



ﾗｲｱ「よー久しぶりードロワ」

ｺﾞｰｼｭ(ﾄﾞﾛﾜ)「オレからすればそんな久し振りでもないけどな、ライア」

ﾗｲｱ「ハハハそっか。エクラちゃんもやっほー」

ﾏﾘｰ(ｴｸﾗ)「こんばんは…」

ﾊﾟﾄﾘ「ライアさん、リヒトさんとラナさんは…？」

ﾗｲｱ「おー、おつかれパトリ。リヒト君は造り物の身体だからか禁術魔法発動本人だからなのか…まだ完全に記憶は戻ってなくて今は眠ってるよ」

ﾊﾟﾄﾘ「…そうですか。あ、あとライアさん」



パトリは持っていたものを渡す。
ライアはそれを受け取ると笑う。
それはAの部屋にあった大小の二つの指輪が通ったネックレスだった。



ﾗｲｱ「ヴァルちゃん、ちゃんと言いいつけ守ってくれたんだね。これには感謝しなきゃ。もう死んじゃってるけど」

ﾄﾞﾛﾜ「それ、ラナに渡すのか？」

ﾗｲｱ「あぁ、全て終わったらね」



ライアは懐にネックレスを閉まった。





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