雪月花４

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神官「こんな綺麗な女の子とやるのは気が引けるなぁ…」



そんな中、Aも神官の一人と対峙していた。
仮面はイタチザメのお面をつけている。



『(凄い魔…あの中ではこの人ともう一人…)』

神官「ごめんね親父が幾つになっても遊び好きだからこんなのに付き合わせちゃって」

『！親父って…あの大司祭の？』

ｼﾞﾙ「そうさ、俺はジル。大司祭の息子」



仮面を外し、フードを取ると長い黒髪を下の方で縛り口にはちょび髭を生やした男だった。



ｼﾞﾙ「まあでもオレも遊び好きだからね…行くよ、波動魔法 ”掌底”」

『！』



ジルは掌から衝撃波を出す。
Aは咄嗟に避けると、その衝撃波はAの後ろに会った岩を大破させた。




『(凄い威力…)』

ｼﾞﾙ「避けて正解だね。これは受け止めたらその場で動けなくなるほどの衝撃だから」

『氷創生魔法 ”氷上の舞踏会”』



Aも双剣で応戦するが、ジルはまさに踊りながら避けていく。
腰に刺さっていた剣を引き抜き、ジルは避けながらもAを剣で攻撃してくる。



『(動きが読めない…！)』

ｼﾞﾙ「ほらほらっ」



ジルの動きが読めないAは防戦一方になってしまう。
ジルの蹴りがAに向かって攻撃をし、Aは双剣で受け止めようとした時、嫌な予感がし後ろに下がる。
それと同時にジルの右足の靴から隠しナイフが飛び出た。



ｼﾞﾙ「お、よく分かったね。オレの隠し武器」

『嫌な予感がしたのよね…』

ｼﾞﾙ「へぇ…勘が鋭いね」



ジルは左足の先からも隠しナイフを出すと、両手両足の４つの剣で攻撃していく。
ジルの両手の剣を受け止めると、下から蹴りと同時に刀が迫って来る。
ギリギリのところで避けていくA。





ﾔﾐ「アイツが珍しく防戦一方だとはね」

大司祭「孫のキアトに踊りを教えたのはジルじゃ。ジルの踊りは海底神殿一じゃからの。ファファファファファ」





Aはジルの剣を受け止め、鍔迫り合いになる。
するとニヤリとジルは口角を上げた。



『！』

ｼﾞﾙ「波動魔法 ”ソニックブーム”」



Aの剣に衝撃波が伝わり、思わず後退する。
しかし、Aは両手が痺れてしまい、両手から剣を落としてしまった。





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