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『なっ…なんで…?』
ヤミ「何でってオマエからオメガの匂いがするんだよ」
『そんなっ…チョーカーしているのに…』
ヤミ「オマエの今の状態もヒートだよ。まあフェロモンは微量だが、それ弱まってんじゃねぇのか?」
『(これが…ヒート……)』
ヤミの言う通り、これがヒートだと気づかされたAは布団をかぶる。
ヤミ「オマエ、抑制剤は?」
ヤミの問いに首を横に振る。
今までチョーカーのおかげでヒートが来たことのないAは、抑制剤など持っていなかった。
ヤミ「持ってねぇのか…しょうがねぇ、俺がもらってきてやるから大人しくしてろ」
『コク』
ヤミはそのまま部屋を出て行ってしまった。
『(…ヤバイ……これがヒート…っ……私がオメガだって知ったからヤミさん冷たかったのかな……)』
ヤミ「クソっタレッ!!」
ヤミは部屋から少し離れると壁をぶん殴る。
パラパラと壁の欠片が落ちるが、ヤミは特に気にしない。
それ以上にヤミは自身に眠るアルファ性を抑えるに必死だった。
ヤミ、アスタ、フィンラル、チャーミーの四人は今回の海底神殿の件を報告後、キテンがダイヤモンド王国に攻め入られていることを知り、向かった一同。
金色の夜明け団と共に共闘し、何とかダイヤモンド王国を退ける事が出来た。
アスタはヤミに頭を捕まれながらとあるところに向かっていた。
ヤミ「テメーはよ、何か戦わないと気が済まねーのかオイ。そーゆー病気かな?」
アスタ「か…体が勝手にぃぃいい!!」
とある一室に入った二人。
ヤミ「まあいいや、クソボロの上で戦ったからな…ちょっと診てもらえや」
?「や〜〜〜ヤミ!いらっしゃいいらっしゃい」
そこの部屋にいたのはメガネをかけた初老の男性だった。
ヤミ「この塔に似付かわしくないこのオッサンは、こんな見た目通り、この国一番のヤブ医者でな」
?「ヒドイ!」
ヤミ「まあオレもとれかかった腕をくっつけてもらったこともあるスゲー回復魔導士だからオマエも診てもらえや」
オーヴェン「魔法帝直属の回復魔導士オーヴェンだよ、よろしく〜」
アスタ「アスタです!よろしくお願いしゃっす!!」
オーヴェン「君の噂は聞いてるよ〜〜〜ヤミと飲んでる時とかにね」
アスタ「ホントっスか!?(魔法帝直属ってオレでもわかるぞ〜〜〜この人ぜってースゲー人だぁぁああ!!)」
そこでヤミは真剣な顔つきになる。
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芽衣(プロフ) - のまんぼーさん» 初めまして、雪月花をご覧頂きありがとうございます。もうすぐライアとも絡ませられることができると思いますので、楽しんでもらえるように頑張ります(^^) (2020年9月22日 21時) (レス) id: ca8297da76 (このIDを非表示/違反報告)
のまんぼー(プロフ) - はじめまして。ブラッククローバーにハマり、雪月花を見つけ読ませて頂いています。3まで見ましたがとても面白く、止まらないです!私もヤミ、ライア好きです^^更新頑張ってください! (2020年9月15日 2時) (レス) id: 4f6369bb7b (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - イオさん» コメントありがとうございます!更新が亀に近いですが、頑張って更新していくので、よろしくお願いします (2020年9月8日 12時) (レス) id: ca8297da76 (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!更新頑張ってって下さい!!これからどーなるんだろー♪ワクワク (2020年9月6日 10時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芽衣 | 作成日時:2020年8月30日 16時