9 色 の 光 ミ ニ 【 あ か が み ん ク ラ フ ト 】

お留守番#1【バステン×夢主】 ページ14

【Aside】



A「やだっ」

アイク「でも……(´･_･`)」


A「アイクいないとやだ〜！！」

あちゃみ「仕方ないよ…」





いまなんでこんな状況かと言うと…



【数分前】

アイク「ともさん！サークルで2週間出かける事になったんですよ。実習とかもあって…それで2週間は自分帰ってこないのでご飯いらないです」




私の耳に入ってきた衝撃の言葉。

アイクは無事大学進学。私は大学進学もしないで仕事もしてない。ニートこじらせてる。
大学に入りサークルに入ったアイク。

そして……
アイクが…2週間いないだと？！


アイク「A？起きてる？」

A「やだっ」



アイク「聞いてたのwww」

A「アイクいないのやだ…」

わがままだって分かってるけど
割と寂しい…。

前も修学旅行で辛かったのがあるから…


アイク「ごめんねA？」

A「やだっ」






そういうことなのだ。



【現在】

バステン「サークルでそんな出かけられるなんて滅多にないですからね」

とも「楽しんでおいで！」

みんながそう言ってる。
私のわがままなんて通るわけないに決まってる。もうこんなのやめなきゃ。

わかってるのに……





A「楽しんでね」

不貞腐れた私はそれだけ言い残して２階へ上がった。こんなの小学生じゃん…

アイクの部屋は後でアイクが戻ってくるよね。
今顔みたらまたわがまま言っちゃいそう。

数ヶ月ぶりに自分の部屋にこもった。




どうして、私はこんなんなんだろう。
ちゃんと行ってらっしゃいって楽しんでねって心から言わなきゃいけないのに。

自己中じゃん、私。








【アイクside】

2週間いないのはすごく心配だった。
2週間ってすごく長いし。

A「楽しんでね」




そう言ったAの顔は暗く沈んでいた。
自分が2週間いなくなることが嫌って思ってくれてるのかな…。なんて思うけど、AはAで怖いんだと思う。

Aに言わないで勝手に決めたのは良くなかったよな…

後でちゃんと話しなきゃ。



とも「Aちゃんも追いついてないんじゃないかな。Aちゃん自身もアイクさんに迷惑かけちゃいけないのに…ってきっと思ってるんだと思うよ？」


アイク「……そうですかね…」




不安だらけだ。
まだまだ自分が成長していなみたいで。



２階へ上がって部屋に行ってもAの姿がなかった。さっき絶対２階に上がったはずなのに。

#2→←ありがとうございます

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す