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部屋の前に着いて、鍵を開けて「入って」って促される。
『お邪魔します、』
って初めて来た時ぶりに挨拶して入った。
ズカズカ先にリビングに向かって、ベッドを背もたれに座る翔太。
隣に座っていいのかわからなくて立ってたら、
「座んなよ」って軽く笑われた。
久しぶりに見た笑顔にホッとしながら隣に座る。
どうしよう、と迷う暇もなく
「まじでさぁ」
と翔太から話を切り出した。
「本当何やってんの？」
『…何、とは、』
「康二から早く来いって連絡来たかと思って行ったらなんかめっちゃ絡まれてるし」
『絡まれるって』
ちょっと酔っちゃっただけでしょ、って言ったらわざとらしいため息をつかれる。
「何で自分のことだとあんな計算高いのに人のことになると鈍感なの？」
『…そんなこと』
「ガンガン狙われてたじゃん」
めっちゃ焦ったって翔太。
…何、
何、焦ったって。
何で私が狙われてたら翔太が焦るの。
『……翔太には関係ないじゃん、』
「は？」
『私が誰といても何をしても、翔太には関係ないじゃん』
あぁ、可愛くない。
翔太の前だとどうしても可愛くなれない。
でも、こうしないと自分に言い聞かせることができないから。
翔太が誰といても私は何も言えないみたいに、
翔太も私に何も言えない。
だって私たちはそんな関係じゃない。
すると翔太が「まじで言ってんの？」と聞いてきた。
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かな(プロフ) - 一気読みしました!とっても素敵なお話でした！ (2021年11月14日 8時) (
レス) @page33 id: 22fe685296 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみ(プロフ) - ところどころ、名前が変換されない所がありました。 (2021年11月13日 21時) (レス) @page34 id: 15fffef845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2021年11月12日 23時
