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前に回ったふっかの動きが止まった。
多分、私の顔を見て。
『…見ないでよ』
「え、真っ赤じゃん、何、」
顔を覗き込まれて慌てて腕で隠す。
…何って何。
それくらい察してよ。わかってよ。
『…手繋いだり、ギュッてされたり、』
「…」
『本当に付き合ってるみたいで、…恥ずかしかったから、』
そこまで言うと、両腕を掴まれて顔の前から退けさせられた。
目が合う。
私の熱い顔をまじまじと見つめるふっか。
少し目線を下げてから、もう一度私を見た。
「…何それ、可愛すぎんだけど」
『…っ、』
「てか付き合ってるみたいじゃなくて、付き合ってるから」
いい加減わかってってフニャって笑って、
また手を繋がれる。
謎にニコニコなふっかの横顔を見て、繋がれた手に視線を落とした。
…わかってるよ。
だけど本当に付き合ってる設定で楽しめるふっかと違って、私はわかりたくないんだよ。
本気になっちゃうから、
めんどくさくなっちゃうから、
好きだから、私はこの設定が嬉しくてたまらないし
つらくてたまらないんだよ。
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スノ姫 - 良かったです。素敵でした。感動して泣けて来そうでした。1ヶ月、彼女のフリが最終的には本当の恋人になるですから、それ位に両想いで好きだったって事ですよね。いいですね。こう言う恋。 (2021年11月14日 17時) (
レス) @page40 id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2021年11月12日 21時
