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その後図書館行ったけど全く集中出来なくて、家に帰っても集中できなくて、諦めてベッドに入っても眠れなかった。

次の日はバイトがあったから多目的室に向かわない理由があることにホッとした。
でもその日も眠れなかった。

「まじで保健室行ったら?」
『でも別に体調悪くないんだもん』
「顔が体調悪いんだよ」

2日の不眠の結果、私の顔色は相当悪いらしく。
朝からふっかだけじゃなくて色んな人に大丈夫?って声をかけられた。

先生に軽く地雷を踏まれて、それに悲しくなって自分で地雷を踏み抜いた。
おかげでダメージがすごい。ボロボロ。

机に顔を伏せてると、ガラガラってドアの開く音。
授業の準備しないとって顔を上げたら、入ってきたのは阿部先生と岩本先生。

え、嘘でしょ。

『…5限英語だったっけ?』
「4月からずっと英語だよ」
『そうだっけ?』
「そうだよ」

あーあ。
あーあ、もう。
こんな時に限って、もう。

「お前本当に保健室行けよ。顔色やばいって」
『でも今行ってもあと5限だけだし』
「俺は朝からずっと行けって言ったのにお前が聞かなかったからだろ」
『そうだっけ?』
「そうだよ」

うーって天井に顔を向けると、「まじで大丈夫?」ってふっかが私のおでこに手を当てた。
少し冷たくて気持ちいい。

そのまま目を閉じて『んー』って言ってたら、頭の上から「…宮崎さん」って声がした。

ふっかの声じゃない。
他の男子の声でもない。
阿部先生でもない。

目を開けたら、やっぱり岩本先生がいた。

「宮崎さん、体調悪いの?」
『…え?、あ、いや全然、』
「深澤、宮崎体調悪いの?」
「そうなんすよ。朝から保健室行けって言ってんのに聞かなくて」
『え、いや大丈、』

否定しようとすると、先生がしゃがんで私の顔を覗き込んだ。
目が合ったけど、昨日の出来事を思い出して目を伏せる。

「…まじで顔色悪いじゃん」
『…え、あ、』

腕を掴まれてつられて立ち上がる。
私が立ったら今度は肩に手を置いて、

「阿部先生、宮崎さん体調悪いみたいなので保健室連れていきます」
『え?』

私が聞き返してることに気づかないのか、「え、宮崎さん平気?」って阿部先生。
頭良いのに変なところで抜けてるのやめて欲しい。

「あ、じゃあすみません先生お願いします」
「大丈夫です。はい、行くよ」

そう言って背中を押される。

え、ちょ、え。
なにこれ。

何が起こってるのかよくわからないまま、教室を出た。

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stwamhrsgr(プロフ) - 泣いた…😭 (2022年5月10日 21時) (レス) @page34 id: bac95a7226 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - 朝から、めいさんの作品を何種類か読んだんですが、どれも素敵なお話で中でも、ひーくんの作品には涙してしまいました🥺これからも、作品楽しみにしてます! (2021年11月13日 18時) (レス) @page34 id: c284897396 (このIDを非表示/違反報告)
さと - 確かに岩本くんがクシャっと笑顔をするときは不意にキュンと来ますよね。 (2021年11月12日 20時) (レス) @page6 id: 41ca20e0c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めい | 作成日時:2021年11月12日 19時

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