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11. ページ13

ヤガ「【 遺言 】?」


一気に声質が変わる。


ヤガ「つまり他人の指図で君は呪いに立ち向かうと?




...不合格だ!」



夜蛾の隣にいたカッパの人形が動き出す。



ユウジ「人形じゃなかったのか!?」

ヤガ「【 呪骸 】、人形だよ私の呪いが篭っているがね。」

ゴジョウ「Aはこっちね。巻き込まれたくないでしょ?」


グイグイと背中を押され、部屋の端っこまで連れられる。


『私もあんな実技試験みたいなことされるのかな...』

ゴジョウ「いや、Aはあくまで一般人程度の呪力だからあそこまではしないよ
(でも、一般人と違って呪力が一切揺らがないのが謎なんだけど...)」

『じゃあ__』
フッと部屋の灯りが全て消える。


少しずつ目がなれてくると、カッパが煽るように踊っていた。


『かわいい...』

ゴジョウ「可愛いか?」


一つのロウソクに灯りが灯る。


ヤガ「呪術師は常に死と隣り合わせ。自分の死だけではない。
呪いに殺 された人を横目に、呪いの肉を裂かねばならんこともある。

【 不快な仕事 】だ。」


『(あぁ、あの人が奇麗な世界じゃないって言っていたのはこういう事だったのか)』


ヤガ「ある程度のイカレ具合とモチベーションは不可欠だ。それを他人に言われたから?
笑わせるな。まだ死刑を先延ばすためと言われた方が納得がいく」

ユウジ「ざけんな俺は__
ヤガ「君はっ!自分が呪いに殺 された時もそうやって祖父のせいにするのか」


ユウジ「『!?』」


ユウジ「アンタ...嫌な事言うなぁ〜」

ヤガ「気づきを与えるのが教育だ。死に際の心の在り様を想像するのは難しい。
だが、これだけは断言できる。呪術師に【 悔いのない死 】などない」



『【 悔いのない死 】...

(私が死 ぬ時、誰かそばにいてくれるのだろうか?
看取ってくれるのだろうか?私は看取ってほしい。ただの我儘だってわかる。





でも、1人で死 にたくはない。)』

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ikanosuke(プロフ) - 星空の砂時計さん» ありがとうございます♪ 私も巡り合えること楽しみにしています。 (2021年4月28日 21時) (レス) id: fd34e19b54 (このIDを非表示/違反報告)
星空の砂時計 - とても面白いですね♪ 作者さんのペースで更新を頑張ってくださいね! 私も呪術廻戦にハマり、作品を書いている者なので機会があれば何処かでお会いしましょう! *´▽`* (2021年4月27日 22時) (レス) id: a21ef6301e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ikanosuke | 作成日時:2021年4月10日 16時

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