セイウチ印の... ページ12
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ユウSide
ｴｰｽ「だーっ！やっと裏ごし全部終わった！！」
ﾃﾞｭｰｽ「腕が痛い．．．」
本当にだ。一生分の栗を剝いた後に
裏ごしが待っているなんて聞いてない
ﾄﾚｲ「はは、お疲れ。
苦労した分きっと美味いぞ？」
ｸﾞﾘﾑ「もう、匂いだけで
お腹いっぱいなんだゾ．．．」
ﾕｳ「あとはバターと砂糖を加えるだけだよね？」
ﾄﾚｲ「あぁ」
良かったー！と心の中でガッツポーズをする
ﾄﾚｲ「あと、隠し味の
オイスターソースを適量加えるだけだ」
「「「オイスターソース！？」」」
ﾄﾚｲ「そうそう、カキからたっぷり出た旨味が
クリームに深いコクを与える。この
セイウチ印の【 ヤングオイスターソース 】
有名パティシエならタルトにこれを
使わないやつはいないぞ？」
ﾃﾞｭｰｽ「マジか...
かなりしょっぱいソースだよな？」
ｴｰｽ「でも確かにカレーにチョコ入れたりするし
．．．アリなのかも！」
『いや、そんなわけないでしょ！？』
ﾄﾚｲ「プッ、あははは！！噓だよ、お菓子に
オイスターソースなんか入れるわけないだろ」
だよね！逆に安心したよ！
この世界にはそんな文化があるのかと
真面目に考えたよ！！
ｴｰｽ「なんだよ！本気にしちゃったじゃん！！」
エースが私の考えを代弁するように
ツッコミをいれる
ﾄﾚｲ「ははっ！ちょっと考えれば
あり得ないってわかるだろ？
何でも鵜吞みにせず
疑ってかかれって事だな。教訓、教訓」
ｸﾞﾘﾑ「コイツ、優しそうに見えて
サラッと噓をつくヤツなんだゾ．．．」
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作者名：ikanosuke | 作成日時：2020年8月30日 0時
