宮侑と別れまして【宮侑】 (ページ18)

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18話ページ18

1月5日、今日は東京で行われる春高バレーを見に来ている

『____ふぅ、良かった間に合った』

東京はあまり慣れていないので少し会場に来るまで戸惑ってしまい、飛雄に渡す物もあったので試合前に会場に着いてよかった

急いで飛雄がいる場所まで向かう

『飛雄！』

何年ぶりに会う大きく成長したいとこに声をかけた

「A、久しぶり」

試合前なのにもすごく落ち着いている雰囲気でいつもの飛雄だなと思う

『これ差し入れと、お守りね』

鞄から差し入れにとチョコレートと神社で買ったお守りを取り出し飛雄に渡す

「お、ありがと」

あらためて近くで見るとほんとに大きくなったなって考えていると近くでソワソワしているオレンジ色の髪の男の子がいた

『…君は』

私はもしやと思いその男の子に近ずき声をかけた

『君は、日向翔陽くんかな？』

急な問いかけに驚いている

「ハッハイ！ひ、日向翔陽でしゅっ！」

噛んだことが恥ずかしかったのか顔を赤くしている

『…ふふっ、私は仙一A。影山飛雄のいとこです。飛雄からはよく聞いてるよ、いつもありがとう。』

「いっいえ！一事は影山大王の独裁のもと俺という庶民は虐げられ日々苦渋をあじわっていましたがもう大丈夫です！」

「よけいな事言うんじゃねぇ！日向ボケェ！」

わいわいと2人で話始める2人を見ていると私も笑ってしまった

『ふふっ、じゃあ私は行くね。2人とも頑張って、応援してる』

「うっす」

「はいっ！」

私はその場を後にし応援席で烏野高校対椿原学園高校の試合を見た

飛雄は中学の頃とは変わっていてきっと日向くんと出会って、日向くんの影響もあるのかなって思えた試合だった