不器用な君へ〜Y.T〜��

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prrrr.....prrrr.....prrrr.....




「もしもーし」




夏希「もしもし久しぶり！元気してる？」




「いや微妙。」




夏希「微妙って。笑 ねぇA今日暇な時間ある？」




「うん、今日は丸一日暇〜」




夏希「やった！あのさ、前話した新しくできたとこ行かない？」




今日はスタッフの仕事もデザインの仕事もお休み。




久しぶりのお出かけだし、ちょっとオシャレしちゃおうかな♫




丸一日休みなんてしばらく無かったから、二日酔いも吹っ飛ぶくらいに心が踊る。




クローゼットを開けてお洋服を決めるのってこんなに楽しかったっけ




お風呂で汗をかいて、顔のむくみもダルさもマシになった




お化粧をしてお気に入りの洋服に身を包んで、待ち合わせの場所に向かう。




───

夏希「A！！」




お店につくと、いきなり大きな声で私を呼ぶ夏希。




夏希「ねぇ、今も裕太君と一緒に仕事してるんでしょ？」




「うん、してる」




夏希「そうか…」




「え？笑なんかあった？」




夏希「こころの準備はいい？」




「、うん……」




夏希「…裕太君と女の子が車から降りて、腕組んで歩いてるの見た。」




夏希「Aが知ると病むから絶対言わないでおこうと思ってたんだけど、




なんか見ないフリしてAの相談乗るのもキツくてさ」




私に話した事を申し訳なさそうにしてる




「…あのね夏希、裕太彼女できたんだって。」




夏希はいきなりの報告に、一瞬時が止まったような顔をした




夏希「私てっきり、そっちで裕太君といい感じになってるかと思ってた」




そんな風になれてたら今頃超幸せだよ。




夏希「私が見た時、もう暗かったから誰かはわかんなかったんだけどね〜。」




「やっぱ綺麗な人なのかな〜。羨ましい 泣」

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