不器用な君へ〜Y.T〜��

48.Tside ページ49

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"本日は以上となりますので、また明日もよろしくお願い致します"




"メンバーは支度が出来次第、車乗るようにお願いしまーす"




宮「ちゃんタマ、夜ご飯どっか行く？」




「今日は無理」




ごめんな宮田、Aんとこ行くんだわ




太「あ、いた！玉、玉！」




「はいはい！」




太「Aちゃん、〇〇病院の〇号室に入ったから」




太「まだ意識戻ってないみたいだぞ」




「マジすか...分かりました、ありがとうございます」




太「おう、じゃお疲れ。明日もよろしくな！」




「よろしくお願いします、お疲れした！」





太田さんは慌ただしく楽屋を出ていった




「....嘘だろ」




あいつまだ意識戻ってないのかよ




北「タマ、そろそろ車出んぞ」




俺は混乱する気持ちを沈めてバスに乗った




"じゃ、ホテル向かいますねー"




〇〇病院、こっから割と近いな




玉「あn....」
藤「すみません、〇〇病院で降ろしてください」




おいおいマジかよ....




ガヤも超不安そうな顔してる




そっか、あいつら付き合ってるんだよな




あ〜くそっ、行きてえ....




北「お前は？顔ださないの？」




「.....」




北「もう着くぞ？」




「......いや、俺はいい」




Aの顔見るために今日頑張ったのに




そんな気持ちとは裏腹な言葉が出る




くだらないプライドが目の前を塞いだ




藤「えっ、マジで行かねぇの？」




「...うん。2人の方がAも落ち着くでしょ」




藤「......わかった。」




そして俺は、足早にAの所へ向かうガヤの背中をただ、見つめるだけだった

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