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┈┈┈┈────────ピッ、ピッ、ピッ...
「.....んっ...」
あれ
ここって、、、
病..院......?
「っ!太輔...?」
どうなってるんだろう
私の手を握って、椅子に座りながら寝ている彼
握られている方の腕からは点滴が伸びている
今日ってコンサートじゃなかったっけ...?
窓の外の空は真っ暗
未だに理解ができないでいると
藤「.....A?起きた?」
「あ、うん、あのっ......」
藤「大丈夫か?具合悪くない?」
「うん....大丈夫。」
「えっと...私..」
藤「本番中に倒れたって」
「えっ」
藤「熱中症だってさ。普段の疲れも出たんだな」
「そうなんだ....」
「あの...ご迷惑おかけしました(汗)」
藤「いいんだよ、気にすんな」
「.....あっ!!!」
藤「っ!どうしたどうした。笑」
「打ち上わせ!...衣装の確認もしてない(涙)」
藤「あ、それなら後で太田さんが教えてくれるから大丈夫だよ」
「でも初日だし、もう治ってきたからいってくるっ...」
藤「...?」
やばい...太田さんに連絡しなきゃ(汗)
藤「ちょ、待て待て」
「待てないよ〜下っ端中の下っ端なのにぃ...」
藤「ちが、もうこんな時間だよって笑」
「へ...?」
時計を確認すると、深夜一時を過ぎていた
「ウソ...」
藤「大丈夫だから。今は自分の体を大切にしてほしいな」
「うん....」
コンサート終わりでどっと疲れてるはずなのに
太輔はまたこうして優しさをくれる
「太輔...ホテル戻らなくていいの?」
藤「ん、Aが寝たら戻るよ」
「見られてたら、寝れないっ!笑」
藤「っはっはっは、わかった、戻るよ笑」
「うん、居てくれてありがとう」
藤「おう」
藤「....無事で良かった」
太輔は、繋がれた手を見つめながらそう呟いた
そしてその視線はゆっくり私と重なった
藤「A...」
大きくて温かい手が頬へ伸びる
親指で愛おしそうに頬を撫でると
「っ....///」
その指は私の唇をゆっくりと撫で上げた
胸の鼓動が一気に加速する
藤「めっちゃキスしたい...」
視線を唇へ向けた太輔の顔が近づいてくる
うっ....ドキドキしすぎて体が動かない
思わずぎゅっと目を瞑ると
チュッ─────
そのキスは、私のおでこに降ってきた
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ゆきの(プロフ) - 恵美さん» コメントありがとうございます(喜)恵美さんのおかげで益々やる気出ちゃいました。これからもお付き合いください(^ ^) (2018年6月7日 0時) (レス) id: 3af92d384e (このIDを非表示/違反報告)
恵美(プロフ) - こんばんは…安心して読み進めたいと思います。藤ヶ谷くんとの恋愛も楽しみにしてます。 (2018年6月6日 19時) (レス) id: d7fb3062c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきの | 作成日時:2018年5月8日 17時