不器用な君へ〜Y.T〜��

37.Fside ページ38

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薄々気づいてはいる




Aの中でまだ、玉が大きく占めてるってこと。




今俺の隣に座るAは誰を想ってる？




きっと、後ろに座るアイツなんだろうな




玉も見てるとよそよそしいオーラ全開だな




俺がこの前、Aのこと話したからか。




でも...




でも、俺の気持ちを伝えたことは何も後悔してない。




Aを家に誘ったけど




家に着いてもAは玉のこと考えてる




そして悩んでる。怒ってる、悲しんでる。




アイツが不機嫌な理由が俺にあるのは分かってる




でも今は悔しくて何も言えないや。









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シャワーを済ませて寝室を覗くと




俺のベッドで気持ちよさそうに眠ってる




その寝顔も、寝息も全部愛おしい。




Aにはゆっくりでいいって言ったけど




はやく




はやく俺の事好きになれよ




「A.....」




自然と手が伸びる




溢れる想いも全部伝わるように




俺はそっとキスをした。

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