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16.Fside ページ16

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──────2週間前。




新曲のレコーディングをしている




今は、待合室で玉と二人きり。




正直、めちゃくちゃ気まずい




玉も気まずいのか、無駄に携帯の確認をしている。




俺は玉の目の前でAを抱きしめた




そう、あの日Aを連れ出した日




あれから、玉は俺に壁を作ってるような気がする。




どうしてそうなるんだよ




どうして何もしないんだよ




俺に壁を作るくらいに、Aが大切なんだろ?




だったら.....







.






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玉「...ガヤってさ、」




藤「....?」




玉は俯きながら、静かに深く息を吐いて




玉「Aの事どうするつもりなの?」




藤「...ん?」




どうするつもりって、




Aがお前の事で毎日悩んで苦しんでること




お前は1mmも気づいてないのかよ。




藤「どうもしないけど」




藤「.....玉こそさ、あいつをどうしたいんだよ」




玉「俺は.....、」




玉「俺はAが幸せになれたらそれでいい。」




藤「玉には彼女いるんじゃねえの?」




藤「彼女いるのに曖昧に優しくされて




少しはあいつの気持ちも考えてやってほしいんだよ」




玉「......」




玉は眉を下げて俯いたまま




今にも崩れそうだった。




玉「.....ごめん。ガヤ。」








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──玉「俺、しばらく彼女なんていないんだわ。」

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ゆきの(プロフ) - 恵美さん» コメントありがとうございます(喜)恵美さんのおかげで益々やる気出ちゃいました。これからもお付き合いください(^ ^) (2018年6月7日 0時) (レス) id: 3af92d384e (このIDを非表示/違反報告)
恵美(プロフ) - こんばんは…安心して読み進めたいと思います。藤ヶ谷くんとの恋愛も楽しみにしてます。 (2018年6月6日 19時) (レス) id: d7fb3062c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきの | 作成日時:2018年5月8日 17時

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