#ep. ページ6
#ep.
Side.You
「ねえ、やだ、何しに来たの…。」
目黒「ん？別に？」
仕事前にここに来るって、なにか用かしら。
「副社長そろそろ会議終わるから、ごめんけど…。」
目黒「いいじゃん、」
「だーめ！帰った帰った。今日遅くなるから。」
目黒「は？聞いてない。」
「副社長と、ね。」
無理矢理追い出して、自席に戻る。
滝沢「見せつけるな。」
「すみません。」
滝沢「少しは否定しろ(笑)」
否定しろ、と言われてもなぁ…。
滝沢「そうだ。夜はやめて、昼一緒にどうだ。」
「…ランチ、ですね。分かりました。どこかお店取りますか？」
滝沢「いや、ここで食べよう。何か買ってきてくれないか。」
「分かりました。」
お財布を持って、おしゃれなカフェへ。
「高いの買ってやろ。」
どうせ後で請求できるんだから。
ふざけ合えるくらいの仲ではあるから。
テイクアウトして、会社に戻る。
「お待たせしました。」
滝沢「お前…」
「何でもいい、って。」
滝沢「たく、ほんと限度ってのを…」
「そんなケチケチしないでください？」
2人で向かい合わせで食べる。
滝沢「どうだ。最近は。」
「まぁ、ボチボチ、って感じですかね。」
滝沢「目黒とは？付き合わないのか。」
「彼にとって、私はただの一般人です。」
たまたま、あの日バースデーのイベントに来てくれただけ。
そう、たまたま、なの。
＿
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作者名：ゆうあ
| 作成日時：2022年5月16日 13時
