#ep. ページ17
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Side.Meguro
Aは阿部ちゃんとご飯、と言って帰ってこなかった。
目黒｢…っ、くそ、｣
自分の気持ちに蓋をし続けた。
違う、俺はそうじゃない。
Aが壊れるのを見たくない。
なんて言い訳なのかもしれない。
朝目を覚ますと、Aが出勤しようとしていた。
｢おはよ、蓮くん。｣
思わずAに抱きついた。
｢え、蓮くん…？｣
目黒｢阿部ちゃんと…｣
｢ん、そうだね。でもそれ、蓮くんに関係ある？｣
目黒｢え、｣
｢ごめん、何でもない。これからは、蓮くんの近くにいるよ。｣
頬に手を添えて彼女はそう言う。
目黒｢ご飯会、俺も行く、これから。｣
｢ふふ、ほんと心配性ね。｣
心配性、じゃない。
ただ依存してるだけ。
俺がAに依存して、縛り付けて、独占欲を見せてるだけ。
それから、メンバーが誘ってるのを見ては、行く！と言う。
深澤｢Aご飯行かね？｣
｢あー、｣
目黒｢ふっかさん、ダメっす。俺も行く。｣
深澤｢えー！！？なんで！！俺も行きてえもん。｣
佐久間｢俺とも行こうよー！｣
目黒｢佐久間くんなんてもっとだめ！佐久間くんが初めてハマったアイドルだもん。生身の。｣
｢言い方よ(笑)｣
渡辺｢お前めんどくさいな。｣
目黒｢岩本くんと康二と舘さんだな、2人きりは。｣
｢そうみたい、ごめんねえ、皆(笑)｣
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作者名：ゆうあ
| 作成日時：2022年5月16日 13時
