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いつも通りコンビニ飯を済ませ午後の会議を終わらせた。
16時には蓮のいる保育園へお迎えに行かないといけないから特別にはやくあがらせてもらっている。
「じゃ、翔太おつかれ」
「おつかれさん。あ、ちょっと待って」
自分のカバンをごそごそと漁る翔太。
あったあったと折られている紙を俺に渡した。
開くとかわいい色でいっぱいなケーキ屋のチラシ。
「なにこれ」
「その店最近できたらしいんだけど俺らだと入りずらいし、そこのケーキ美味しいらしいから蓮くんと行って買ってあげたら？」
確かに男ふたりだと入りずらそうな感じだけど、翔太マジでありがとう。
「おん、帰り寄ってみる」
下のほうに平日の閉店は17時半と書いてあったので急いで行けば間に合う。
最近ケーキとか食べさせてないからなー。蓮、きっと大喜びするだろ。
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保育園につくと遊具で遊ぶ子供たちで溢れていた。蓮は…お友だちとブランコ乗ってる。
「あっ、蓮くんのお父さん！お迎えですね」
蓮く〜んと関西弁が混じった男の先生が呼ぶと、乗っていたブランコを降り俺のほうへ走ってきた。
「ぱぱ〜！」
にこにこと笑いながら走ってくる蓮があまりにも可愛かったから俺はすぐにだっこをしてやった。
「蓮くんパパ大好きやね〜、お荷物こちらです」
ありがとうございますとバッグを受け取り今日あったことや健康状態を聞かされる。
「じゃあ蓮、先生にバイバイして」
「うんっ、こーじ先生バイバ〜イ」
軽く会釈をして保育園を出る。
見えなくなるまであの先生は手を振ってくれていた。
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作者名：まい | 作成日時：2020年10月10日 19時
