hell in love (ページ3)

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やべえ…くそ眠い。

職場へついた途端、大量の眠気に襲われ大袈裟にあくびをした。

「ふっか、おはよ」

「翔太、おはー」

隣で作業を始めようとする同期の翔太は「はぁ…」とため息をつき、俺のほっぺを掴んだ。

「ちょっ…なに」

「また寝不足？日に日に顔老けてんぞ」

朝からひどいなあ…。
まあ蓮の夜泣きは仕方のないことだし、夜中に起こされることはほとんど毎日。

「なんかありゃ言えっつうの」

「マジ翔太のそういうとこす…」

「蓮くん、元気？」

無理矢理話題を変える翔太。
分かってる、俺はちゃんと分かってるよ。
素っ気ない態度してくるけどいちばん俺のこと気にしてくれてる優しい友達だって。

「元気だよ。保育園でも友達と仲良くしてるみたいだし、俺のことよく見てんのかちょっと疲れてると自分のお菓子くれるんだぜ？ほんと可愛いよな～…この前だって」

「あー元気なのはわかったありがとう。お前蓮くんの話になると永遠に語ること忘れてたわあぶねぇ」

もっと聞いてよーとふざけて言うとしっしっ、と手をはらわれパソコンと向き合ってしまった。

翔太と喋ってたら眠気もなくなってきたし、俺も仕事に取りかかろう。