skeleton (ページ24)

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トタン屋根に手作り感満載の看板。

中に入るとおばぁちゃんが1人、俺を出迎えてくれる。

なんにも変わっていない。

そう。みさが俺の隣にいないこと以外はなにも…

｢いらっしゃい。｣

『お久しぶりです。トメおばぁちゃん』

そう俺が言うとなにか思い出したように俺の顔をじっと見て

｢あらぁ。蓮ちゃんっ。

大きくなってぇ。｣

『なかなか来れなくてすいません。』

｢いいのよ。こうやって偶にでも蓮ちゃんの元気な顔見れるだけでうれしいわ。｣

『トメさんの作るおはぎ久しぶりに食べたくなって。笑』

「あら嬉しいわぁ

それに今日は命日だものねぇ。」

『えっ。覚えててくれたんすか…？』

「ふふふっ。覚えてなくても蓮ちゃんが命日にいつも来るから分かるよ。」

『…っ。』

そう言われて初めて気がついた。

「ねぇ蓮ちゃん。

蓮ちゃんは1人やないよ。」

そう言いながら俺のすぐ隣を見つめるトメさんに違和感を感じた。

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