ずる賢い ページ5
「え、マジか…」
「マジ。阿部さん毎朝来てるもん。」
「え、じゃあ、阿部くんの方が猫ちゃんに会う回数多いってことだよな。」
「いや、なんで？同じでしょ。一緒に住んでんだからさ。」
「あ、そっか。同じか。」
「え！2人同棲してんの？」
「はい。意外っすか？」
「いや、なんて言うかそのーすげぇなって。いろいろ」
「それ褒めてます？深澤くん」
「褒めてるわ。目黒の彼女さん凄いいい人だな。」
「…ありがとうございます」
「あ、照れてるでしょ！猫ちゃん！深澤くんに褒められて！」
「え？そうなの？彼女さん。」
「…めめくんうるさい。束縛激しい。口縫うよ。」
「ダメ、縫ったら喋れない。」
「その方がいいんじゃない？うるさいし。」
「え？うるさくないから。」
「めめくん好きくなくないから帰るね？」
「え、ダメだよ。まだ話終わってない。」
「別にいいじゃん。楽屋行かないのはめめくん的にいいんでしょ？」
「そうだけど…」
「じゃあ、帰るね。次会えるかもしれないのは3週間後だね。」
「え？なんで？3週間後じゃなくて2週間後じゃないの？」
「3月の最初の1週目博多に用事があるから。」
「でも、長くない？１週間も博多って。」
「長くない。ねぇ、もういい？帰っても。」
「ダメ。楽屋連れてくから帰っちゃダメ。」
「だそうです、深澤さん。」
「すげぇ…目黒の彼女さん強い。」
「めめくんが良いって言ったんで深澤さん達は悪くないですよね？」
「猫ちゃん最初からそう言う…」
「めめくんがダメって言うならその通りにして帰ったら引き止めるかなって思って。」
「猫ちゃんずる賢い。」
「でも、そんなずる賢い奴が好きなのは？」
「俺。ずる賢くて可愛い悠が好き。」
そう言い、彼は私を抱きしめた。
「…ｯ半兵衛のばか」
「俺いま半兵衛じゃない。」
「…めめくんのばか」
「めめくんじゃない。」
「…蓮くんのこと…バカ好きだよ。」
「…可愛すぎる､､､やっぱり楽屋連れてかない。」
そう言い、さっきより力強くギューッと抱きしめてきた。
「岩本さぁーーんこいつ離してくださーーい！」
「え？離していいの？猫葉さん。」
「離してください、潰れちゃいます私。」
「それは大変だ。照手伝って、俺の朝の1杯が無くなる。」
「へいへい」
そう言い、阿部さんと岩本さんが私から彼を剥がしてくれた。
「さ！目黒の彼女さん楽屋行こう！」
そう言い、深澤さんに手を引かれて楽屋の方向へ歩いていった。
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入夏(プロフ) - ねおさん» リクエストありがとうございます。テスト明けにまとめて投稿致しますので、今しばらくお待ちください。 (2019年8月25日 21時) (
レス) id: dd7d175f09 (このIDを非表示/違反報告)
ねお(プロフ) - リクエスト失礼します、めめくんが猫ちゃんをくすぐるのと、メンバーさんが猫ちゃんをくすぐるお話が見たいです。お願いします！ (2019年8月13日 22時) (レス) id: c0c31a807a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：入夏 | 作成日時：2019年7月29日 8時
