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朝の太陽光を浴びながら
俺は考える
俺が笑わなくなったのは
いつからだったんだろう
俺は生まれつき笑い方を知らなかったのかも
しれない
笑ったから幸せになれるなんて
あるわけがない
かといって笑わないから不幸になる
なんてわけでもない
なら俺は無駄な気力を使いたくなんてない
ずっと笑わなくていい
ずっと
「にのちゃん？おはよ」
いつの間に会社に来たらしいおじさんは
また、ふにゃふにゃ笑顔で
俺を見る
「何で笑ってるんですか」
「え？うふふ
にのちゃんどうしたの？」
「何で笑ってるんですか？」
「なんで？うーん？なんでだろーね
にのちゃんが笑わないからかな」
「意味が分らない」
「意味なんてないよ。うふふ」
「……仕事してきます」
「行ってらっしゃーい」
俺には一生かかっても分からないのかな
友達も
家族も
生活さえ
何もない俺には……
続く
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作者名：らん | 作成日時：2014年12月27日 22時
