今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:604 hit
小｜中｜大
2 ページ2
「にーのちゃん。おはよう」
今日もとびっきりの笑顔で挨拶される
「おはようございます」
俺はいつもどうり無表情で返す
「ねぇにのちゃん。笑ってよ。」
「俺。仕事あるので。では」
俺とおじさんの会話はいつもこれで始まる
そして、おじさんは前日飲んだことは
次の日には頭の中に無いそうで
俺はまた無表情のまま自分のデスクへ向かった
俺の務めている会社は大手電機会社の子会社で
俺は2年ほど前に入った
まだまだ新人ちゃー新人だね
で、おじさん(大野さん)は
確か6.7年目らしい
あの方、俺に対してはあんな感じだけど
実はめっちゃ仕事ができて
次期、課長になるらしい
以前にも課長指名があったらしいけど
断ってたんだって
全部、俺の耳に勝手に入ってきた噂ですけどね
おじさんは俺がこの会社に入ったときから
何かとつっかかってきた
確か１番最初は
「二宮くんっていうの？
おいらの名前はおおのさとし！
あ、どうやって呼ぼうかな。呼び方……
にのみや…に…の…にの…にのちゃん！
でどうかな…？」
どうかな？って…笑
上司に聞かれた時の選択肢ってなくない？
「別に、いいですけど」
「やったぁ！よろしくね。にのちゃん！」
確かこんな感じだった
だから俺のおじさんに対する第一印象
変な人
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らん | 作成日時：2014年12月27日 22時
