Aぇアイドルと王子様② (ページ38)

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君の嘘ページ38

小島side

今日は、メンバー全員での仕事やけど、割と家を早く出てしまって、まだ時間があると思って、プラプラ歩いとった。

そしたら、とあるビルから、見覚えのある人が出てきた。
なんや、Aやん。
こんなとこで、なにしてんねん？

ちょっと、からかってやろうかな？笑
アイツのリアクションちょっとオモロいし笑

と思って、Aに近づいた。

小「あらあらあらあら〜。そこにいらっしゃるのは、迷子の子猫ちゃんじゃありませんかぁ？」

Aは、ムッとした顔でこっちを見た。予想通りのリアクションですこと笑

『…小島さん…』

小「小島さん？この前、お友達になったはずやけど？？」

『はいはい、小島くん！！』

小「なんなんよ、その投げやりな感じは。まぁ、ええわ。こんなとこで、なにしてんの？また、迷子か？」

『違うわ！！というか、いちいち迷子キャラにすんの辞めてよ！！事務所行くくらいで迷子にならんわ！！』

俺的には、前回の事で事務所行くくらいでも迷子になりそうやけど？

小「なんや、仕事か？」

『仕事だよ。そっちこそ何してるんよ？』

小「俺もこれから仕事や。…というか、何その袋？薬みたいなん、入ってない？体調でも悪いんか？」

俺は、Aが持っていた、袋に入っていた薬のようなものが目に入ったから、単純に疑問に思って、聞いた。

『あー……あぁ、花粉症。』

小「なんや、花粉症かいな？内科にでも行ったわけ？」

『あぁ、そうそう内科内科。ちょっと時間あったからな。』

小「ふーん、まぁ、迷子にならんように気ぃつけや。」

『うっさいなぁ！じゃあな。』

そう言って、Aは去って行った。

俺は上の病院と思われるビルの看板を見上げた。

………
まぁ、言いたくない事もあるわなぁ…

でも、嘘つかれた事は少しショックかなぁ…
俺に頼れって言ったやん？俺はまだ…Aのヒーローにはなれへんのか…？

やってここは……内科は内科でも……

心療内科って、書いてあるで……？