黄色のチーズケーキ ページ20
Aside
休暇５日目
この長い休暇も、もうすぐ終わる。
今日を含めたら、あと２日！！
長かったぁ〜…
もぉ絶対ゆっくりする！誰とも会わない！！外に出たら、絶対誰かと会う！！
……でも、家にじっとしてられん……
ゆっくりした気分にならん……
どうしよう……？
そうだ！カフェでも行ってみては？
そこで、じっとして本読んどけば、誰とも会わないやろ！！
ウロチョロするけん、誰かに会うんよ、絶対！！
そう思って、近くのカフェまで歩いていた。
昨日は、正門さ…くんと友達になった。
なんで、休暇中ずっと、Aぇ！groupの人達と毎日会ってんの？人は違うけど。
Aぇ！groupの人達は、お友達キャンペーン(？)でもやってんの？
正門…くんは、人に頼る事を教えてくれるって言ってた。小島さ…くんに頼れって言われたけど、頼り方もわからんから、教えてくれるならって思って、連絡先を交換した。
正直…スマホなんか業務連絡でしか使わんのやけど…
…あのAぇ！groupの人達に業務連絡する事ある？？無いと思うんやけど…
正門くんはあるかな？ジャケット返さんといけんから。
と思いながら、近くのカフェに入った。
あんまり他のお客さんも居ないみたいやし、これならゆっくりできるかも。
そして、店員さんに、コーヒーとチーズケーキを頼んで、本を取り出して読んでいた。
すると…
？「トリスタの子？」
と隣の席から声がした。
…そっち向くの辞めとこうかなとか思ったけど、仕事の知り合いとかだったら悪いなと思って、仕方なくそっちを向いた。
………帽子とマスクしてても、わかるわ、この人。顔のインパクト凄いから。←
さすがに、覚えてる。
『…確実にあなたが誰かはわかってるんですが、恒例行事なので聞きますけど、不審者パート５ですか？』
？「確信を持って誰かわかってんなら、人の事、不審者扱いはせん方がええで。」
帽子とマスクをしてても、この顔は、あのいつものグループの人っていうのは、すぐわかった。
すると、その人は帽子とマスクをとった。
？「これなら、不審者ちゃうやろ？」
『……まぁ、そうですね。』
やっぱりな！！
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作者名：凪季 | 作成日時：2023年2月17日 11時
