Aぇアイドルと王子様② (ページ14)

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青色の海③ ページ14

正門side

俺らこの前、自己紹介したよな？
飲みにも行ったと思うけど…記憶にそんな残らんもんなん？

正「僕ら、この前お会いしましたよ？
トリスタの凪音くん…今はプライベートみたいなので、Aさんですよね？」

『…正解ですね。あなたは多分、８０%くらいの確率で、Aぇ！groupの人ですよね？
』

正「１００%で正解ですね笑」

なんや、覚えとったんや笑
するとAさんは、急にはぁ〜っと深いため息をついた。
……俺何かした？？

正「…僕何かしました？」

『…いえ、何も…。確か、変わった苗字の方でしたよね？』

すると、Aさんは、俺の名前を思い出そうとしているのか、腕を組んで、うーんっと唸り出した。
しばらくしたら、何かをひらめいたようで、俺の方を向いた。
わかったんかな？？

『ぽや門さん？』

正「門しか、あってないですね。」

………
わかってくれてませんでした……

『ぽや門ってメンバーさんとかに言われてませんでした？私、YouTubeとか観て、あなた達の事少し調べたので間違いないと思います。』

……なんや、凄い自信満々に言うてくるけど、半分しか合うてないよ…

正「…確かに、たまにぽや門って言われてますけどねぇ…」

『ほらぁ、正解やん』

やから、たまにって言うてますやん笑

正「まぁ、半分だけ正解ですね。正門なので。」

『まさか、の？』

正「まさか、ど！！」

『あぁ、ど？正門さん？』

やっと、わかってくれた…
すると、Aさんは、

『で？今度は、そのAぇ！groupの正門さんが、私になんのご用ですかぁ？』

…なんか、凄く面倒くさそうに、聞いてきたんやけど…
ホンマに俺何かした！？

正「…僕、ホンマに何もしてないと思うんですが？」

『正門さんは、まだ何もしてないと思いますよ？強いて言えば、私の眠りを妨げた事くらいじゃないですか？』

えぇ！？まだって何！？これから、俺が何かをする前提の話なん！？
というか、眠りを妨げたって……確かに起こしましたけど……